今日、生まれて初めて、狂言というものを鑑賞した。市民会館にて行われた、第31回松山市民狂言会、である。 日頃、お世話になっている方の晴れ舞台を楽しみに、駆けつけた。3F小ホールではあったが、超満員。 いわゆる、大入袋、状態である。 さても、狂言五番。翻訳すると、本日の演目は5つ。 その中の「文相撲」という演目に、その方は出られていた。 30分弱の熱演に、感想は、ひとこと。いと、をかし、である。 狂言が、こんなに面白いものだとは思いもよらなかった。 まさに、をかしの世界であり、私流にいうと、知的情緒が刺激される直感的愉快、なのである。 いわゆる古典芸能ということから、狂言というのは何か堅苦しいもの、と思い込んでいた、あるいは、接点さえなく、全く興味の対象外であったことは、まさにモッタイナイことであった。 考えてみると。 自分自身、日本に生まれ、日本人として育ったものの、自国の文化に対する知覚はどれだけあるだろう。 と思うとともに、愛媛に居ながら、わが県の文化についてどれくらい理解しているだろう。 そう思うと、もっと愛媛を知りたい、もっと知らねば、と渇仰してやまない気持ちとなる。 これからは、機会を見つけて、積極的に、愛媛の文化に触れてまいりたい。��ご参照URL⇒ http://www.e-cul.net/index.php ) 狂言的にいうと、「参りまする、参りまする~」である。