終日、党務。種々の打合せと、研鑽を、行う。 その中で、特に、心に残ったのが、デンマークの哲学者、キルケゴール。 彼は、実存主義の創始者であり、死に至る病などの著作でも有名だが、世界中で最も多量のインクを使った人、としても有名だ。 その幼い頃から、42歳で亡くなるまで、日記を綴り続けた人。 長じてからは、自宅の各部屋にインクとペンを用意し、考えが浮かぶとひたすら書き続けたという、まさに、生涯思索した人、である。 そんな彼の金言に、心が留まる。 「人が信念を自分自身の生を通じて、行為の上で現すとき、これが信念をもっていることの唯一の真の証明ではないだろうか?」 信念は、口先ではわからない。行為として現れてはじめて、信念といえるのだ。 その通り。 「確かに、機先を制することはそれだけでも偉大な勝利である。しかし同時に、まさに初心を忘れないように行動することが重要である。」 「初めはとてもすばらしくても、その次の瞬間には、まずもって役に立つどころか、邪魔になるような場合ほど、人間にとって破滅的なものは何もないであろう。」 初心を忘れずに進み続ける。忘れたものの行き着く先は、破滅である。 あまりにも深い示唆に富んだ言葉であり、まさに、金色の言葉だ。 議員として。自身の初心である信念を、行為として見えるものにしていく。 まさに、その通り。決意も新たに、前進あるのみだ。