甲子園というところは、何とスゴイところか。まるで、人生の縮図である。 第89回全国高校野球選手権大会最終日の今日、甲子園球場にて、その決勝戦が行われ、佐賀北高校が見事、参加4,081校の頂点に立ち、その幕を閉じた。 がばい旋風、とマスコミは言う。佐賀県出身、広陵高校野球部OBの島田洋七さんも、さぞ複雑な心情だろう。 それにしても、この勝負。極めて個人的だが、やはり、人生の縮図と思えてならない。 ありえない、ということが突然、ありうるのが人生であるからだ。 逆転満塁ホームランの前の連続四球は、広陵にとっては、ありえなかったはずだし、佐賀北にとって、勝つことは疑わなくとも、あの1球で決着するとは、ありえない想定だったろう。 現実は、すべてのことが、ありうるのであれば、勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし、とも思う。これまた、人生か。 両校の健闘に惜しみない拍手を送りたいし、心より讃えたい。猛暑の中、本当にお疲れ様。そして、感動をありがとう! 10年20年の後を担う君たちの世代に、胸を張ってバトンを渡せるように、そして、ありえないほど、生活満足が広がる社会をめざして、私もがんばるつもりだ。