午前、子どもの日曜参観に参加。久しぶりの父親仕事に少々恐縮がちに。 授業の内容は、クラスの子どもたちが、数日前、それぞれ学校区内の気になる場所を訪れ、そこで体験し感じたことを、お絵描きにして発表するというものだ。 行き先も、ローソン・郵便局・スーパー・TV局など、いろいろである。大人顔負けの鋭い視点に驚くこと、多々。 驚くといえば。特に、父親の参加が予想以上に多いことには心がどよめいた。ざっと、親御さんの1/3は占めていたろうか。私の小さい頃にはありえなかった光景である。 この働き盛りの父親グループをエンパワーメントし、うまくマネジメントできれば、昨今の憂える教育現場に光明を見出す突破口となるに違いないことを確信した。 いみじくも最近読んだのが、「校長先生になろう!」(藤原和博著)という本。 民間企業から、東京都杉並区の公立中学の校長に転身された同氏の、いわば体当たりの教育改革実践レポートだ。 教育に対する大情熱と、民間で培った現実主義がバランスされて、みごとな説得力をもって私たちに行動と決断を問う、秀逸の一冊だ。 その中の、私が全きを得た、氏のセリフは、こうだ。「地域社会に評論家は要らない。保護者たちよ、参戦せよ!」 パパよ、父よ、お父さんたちよ。ここは一つ、愛媛から、参戦しようではないか。