今日は、会期1日限りの臨時会。午前11時、県議会議事堂に召集さる。12時閉会までの1時間は、新人の私には、すべてが初体験。誰もが通る、当たり前のステージ。 301回にわたる当時の新人議員は何を感じたのだろう?ふと考えながら、私は、記念すべき初体験を、心のアンテナをバリ3に、目を皿に、そして耳をロバにして、受け止めた。心象をコピーにするなら、“なるほど!ザ・県議会”。ここを支配するものは「秩序」であった。否定も肯定もしない、ただ事実がそこにあった。 民間時代、転職経験のある私は、それぞれの初日に感じたことを比較してみた。食ってかかったこともあった、巻かれたこともあった。悪くなかったが、若かった。命題が明瞭とはいいきれなかった。不惑を過ぎて今、格に入って格を出でよ、と思う。命題は、極めて明瞭だ。 与えられた4年の中で、新人という制約条件の中で、支持者の皆様から頂く評価を最大化させることだ。誰よりの苦労はもとよりの覚悟だ。研鑽と、経験と、そして信念を、ゆるがせにせず、と閉会に誓う。
今日は、初登庁の日。 午前10時。愛媛県議会議事堂において、職員の方から議員章を装着頂く。 それは、厳粛にして、身の引き締まる瞬間であった。 ご支持を頂いた20,000名を超える皆様に、 温かく見守られる思いで、また、公約どおり働くことを厳しく見つめられる思いで、 その責任の重さを、あらためて実感する瞬間であった。 世間では、この議員章を“議員バッジ”という。そして、権威の象徴と眉をしかめる方もいる。 が、私は、思う。この“議員バッジ”は、誓いの証である、と。 この間、県内各地で、実にたくさんの方々とお会いし、“私は公僕として、県民であるあなたのために働かせて頂きます” と、お一人お一人の目を見つめながら、心からお訴えをしてきた。 それが、県議にさせて頂いた私の初心であり原点、だ。 そのことを夢寐にも忘れてはならない、そのためにこそ、の“議員バッジ”なのだ。 身分の証ではない、誓いの、証。 このバッジに誓って。皆様のご期待にお応えできるよう精進してまいりたい。 今日が、そのスタートの1日。小さな1歩、だが、大いなる使命と責任の第1歩と信じて。