今日も、ノンストップの1日。早朝、曇天を突き抜けて、興居島へ出発。たくさんの笑顔を訪ねて歩く。課題発見のアンテナを高くしてお話をお伺いする。 なるほど、この島では、空き家と耕作放棄地が急速に増えている。いわゆる“限界集落”1歩手前の様相だ。壮年のお二人に、すかさずお伺いしてみた。共同体崩壊のこの危機の打開を、真剣に、主体的に取り組む個人・団体は、どちらにいらっしゃるのか、と。悲しい回答だった。厳しい現実だった。確実に、重たい宿題を背負った。 今、この島に一番必要なものは、将来への“希望”である。そして、それを裏づける“新たなビジネス”と、その主体たるべき“若者”であろう。必要条件といっていい。 県下のすべての過疎地に共通の深刻な課題だ。解決への一歩前進を目指して、全知全能をフル回転し、腰を据えてかかりたい。
今日は、終日、歩きに歩き、走りに走らせて頂いた。懐かしいお顔と、お声と。有難いご激励を数々いただく。その中で、あるご婦人の善意のご忠告が心に刺さった。今日の私事トピックスである。いわく、私たちはあなたを注意深く見つめていますよ、と。 それは、言動のみならず、心を、ということだ。移ろうものは、人の心である。まして政治の世界は魑魅魍魎。いつしか初心を離れて慢心になる人が、誘惑に負けて堕落する人が、そして信念を要領に曲げてしまう人が、何と多いことか。 私を県政に送り出してくださった皆様のご支持は、私の初心というものに対してであったろう。 変わらないこと。今の初心を失わないこと。その肝心を、このご婦人からあらためてお教え頂いた。 有難い支持者を頂き、私は幸せだと思う。感謝の気持ちが込み上げる中、どこからか、みかんの花の香りが漂ってきた。この時期に、私たちを甘く優しく癒してくれるこの香り。それは、私が幼いときから、いつも、変わらない。(写真は5/8中島で撮影したみかんの花)
19:00。昨日に続き、参院選比例区予定候補の山本ひろしキックオフミーティング、 「公明党時局講演会」に出席。開催地は“しまなみ”今治だ。私の故郷である。懐かしく、ありがたく。照れくさく、愛しい今治。ペダルを踏んで家路を急ぐ、母校・今治西高の後輩たちが煌めいて見える。 煌めくといえば、高校の頃、水路を流れる水は、赤・青・緑、色とりどりだった。これは、タオルが最盛期だったことの意味。今、この町はタオル全盛の面影も薄い。世界の工場である「中国」にとって代わられてしまったのだ。これに対して、様々なトライが続く中、特に「今治タオルプロジェクト」なるアプローチには大いに期待したいところだ。その上で、違った視点での課題の切り口の必要性も痛感する。 以前、タオル美術館にてタオル生地の“鑑賞用アート作品”を見たことがある。その風合いが醸し出すインプレッションに感激した。マーケティングで捉えると、これは小さな芽。ふりかえって私は、過去1年間、タオルにいくら使っただろう?1万円も使ってはいないが、仮に1万円と仮定する。もし、私の大好きなアーティストの“鑑賞用アート作品”があれば、3万円でも買うかもしれない。すると、私1個に対するその会社の売上は3倍以上になる。 例えば、こういった大胆な仮説をいくつも検証していく中で、仮に実用以外のタオルの“新たな”価値を生み出すことができれば、そこに市場が生まれるし、あるいは世界に拓けるかもしれない。 新たな顧客をつくること、市場をつくることだ。それは、全国どこでも、どんなビジネスにもあてはまる。わが愛媛の将来にとってもだ。(写真は時局講演会でのご挨拶)
10:30、八幡浜に到着。午後、開催の「山本ひろしを励ます会・総決起大会」の準備と運営にあたる。これには加戸愛媛県知事様・関谷参議院議員様・高橋八幡浜市長様の他、地元県議・周辺首長各位のご来賓にご列席賜り、公明党からも石田厚生労働副大臣・高木選対委員長に参集頂いた。7月の一大政治決戦に向けての機運が、一気に盛り上がる内容となった。 また、19:00から宇和島にて開催された「公明党時局講演会」には、石橋宇和島市長様にご来臨賜り、1,000名を超える支持者の皆様の熱気に沸く、盛大なキックオフミーティングとなった。 ご存知の通り、参院選比例区予定候補の山本ひろし氏は、南予・八幡浜のご出身。両会合での山本候補のスピーチには、地元に対する感謝の思いがあふれていた。 その真心からのお訴えが、支持者に、しっかりと伝わっていくのが手に取るように理解できた。本当に素晴らしい候補と、思う。 私も、今日お集まり頂いた皆様とともに、全力で戦うことをあらためてお誓いする1日となった(写真は宇和島でのシュプレヒコール。左から、私・山本ひろし候補・笹岡愛媛県議)
気持ちよい目覚めの1日。たまりにたまった書類と情報と課題の整理をすべく、議事堂の議員控室へと意気込んだものの、今日は土曜日。念のため、控室が使用可能か、電話で確認してみた。たまたま居合わせた職員いわく、休日はクローズド、とのこと。 やはり、となる。議員控室は、事務所にあらず、職場にあらず。あくまでも控える部屋なのであった(写真は控室のマイデスク)。 スイッチを切り替え、自宅で黙々と。午後は、党関連の友好活動に動く。旧知の友人・関係者と情報交換、種々。政治に関する話題、種々。積もる話、種々。ふと、気づいた。私の職場は、デスクにあらず、部屋にあらず、フィールドそれ自体にあることを。対話の中にあることを。 されば、明日の職場は南予である。新たな出会いを広げてまいりたい。