今日も、ノンストップの1日。早朝、曇天を突き抜けて、興居島へ出発。たくさんの笑顔を訪ねて歩く。課題発見のアンテナを高くしてお話をお伺いする。 なるほど、この島では、空き家と耕作放棄地が急速に増えている。いわゆる“限界集落”1歩手前の様相だ。壮年のお二人に、すかさずお伺いしてみた。共同体崩壊のこの危機の打開を、真剣に、主体的に取り組む個人・団体は、どちらにいらっしゃるのか、と。悲しい回答だった。厳しい現実だった。確実に、重たい宿題を背負った。 今、この島に一番必要なものは、将来への“希望”である。そして、それを裏づける“新たなビジネス”と、その主体たるべき“若者”であろう。必要条件といっていい。 県下のすべての過疎地に共通の深刻な課題だ。解決への一歩前進を目指して、全知全能をフル回転し、腰を据えてかかりたい。