9月定例会代表質問より ①原発再稼働問題について 「公明党の木村誉でございます。昨年夏の広島土砂災害がいまだ記憶に新しい中、今夏も先般発生しました東日本豪雨災害を初め、台風、火山噴火など、甚大な自然災害が相次ぎました。改めて犠牲となられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災者の皆様に衷心よりお見舞いを申し上げたいと思います。 本県におかれましては、引き続き油断を排し、スピード感を持ちながら防災・減災対策の強化にお取り組みいただけますようお願いを申し上げまして、会派を代表し、質問に入らせていただきます。 まず、原発再稼働問題についてであります。
9月に入り本格的な秋が訪れますと、 運動会や敬老会などの地域行事が、県下各地でにぎやかに。 今年も、できる限りで足を運ばせて頂きました。 リレーや綱引き、ダンスや組体操。 子どもたちの躍動する姿は、それ自体が芸術、 と、いつも感動させられます。
8月には閉会中審査として、常任・特別委員会が開催されました。 今年度の私の所属は、 農林水産委員会と、少子高齢化社会対策特別委員会。
本日は、山本ひろし参議院議員と 公明党県議団3名で、 県認知症疾患医療センターである 砥部病院を視察しました。 中城敏院長、中城有喜センター長から、 センターの概要と現況について お話を伺いました。 “認知症 県内5万人” “推計より大幅増”。 これは本年2月の地元紙の見出しですが、 高齢者の増加に伴う認知症の急増は 全国的な傾向であり、 本県でもその対策が急務となっています。 県では、 認知症患者とご家族を 医療面から支援するため、 認知症疾患医療センターを 県下7か所に設置し、 平成25年から業務をスタートしています。 砥部病院はその内の1つで、 松山圏域6市町の約65万人をカバーし、 中予地区の認知症医療における拠点として 期待が寄せられています。 現在、高齢者の15.7%が認知症といわれますが、 80歳で20%、90歳では60%というふうに、 認知症は高齢になるほど有病率が高くなります。 また、 発見が遅れるほど改善が難しくなるため 早期発見が極めて重要ですが、 実際には、 多くの高齢者は、要支援1~2など 軽度の介護レベル段階では、 多少自覚症状があったとしても 認めない、 診察を受けたがらない、 のだそうです。 結果的に、センターへの来所が1~2年遅れ、 その間に症状が進む。 この点“がん”と似た難しさがあり、 早期診断早期絶望という、 当事者が抱く恐怖と不安を 社会全体で取り除く必要があるとして、 中城院長から、 先進事例として福岡県大牟田市への言及がありました。 同市は、10年以上も前から 町ぐるみで認知症のサポートに取り組んでおり、 今では“安心して徘徊できる町”とも言われるほど 独自の地域ケアパス体制が構築されているのです。 公明党は、2025年を目途とした 地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいますが、 本日の視察を通して 認知症サポートは正にその根幹をなすものであることを 痛感しました。 ご対応頂いた中城院長はじめスタッフの皆様に 感謝いたしますとともに、 今後の本県施策に反映できるよう しっかり取り組んでまいりたいと思います。
本日は、松山東交通安全協会主催の 電動車いす三世代安全教室を視察しました。 3/6から3/15まで 春の全国交通安全運動が実施される中、 文字通り、 子ども・父母・祖父母が一緒になって 事故防止について学ぶという取り組みです。 愛媛自動車学校の会場内で 女性警官による紙芝居やDVDを鑑賞した後、 敷地内に移動。 警察官、交通指導員などから、 子供たちに対して道路の横断や安全通行が、 高齢者の方々には 電動車いすの安全な乗り方等がアドバイスされ、 それぞれ体験学習を行いました。 私は、かねてから電動車いすの安全対策に 取り組んできたものとして伺ったのですが、 せっかくの機会ということで 電動車いすに体験乗車させて頂きました。 動力がモーターですから、音が静かな一方、 時速3㎞は体感速度としてかなり速いな、 というのが第一印象。 また、運転目線の低さ、 道路の傾きや凸凹といった形状を ストレートに身体で感じる点で、 他の乗り物とは異なる 注意の必要性を痛感しました。 一般の自動車が走らず、 基本的にフラットな地面の教習所でもこうですから、 一般道ではそれ以上の注意が求められるでしょう。 まして、運転される方の多くは高齢者です。 加えて、 電動車いすは道交法上は歩行者扱いですから、 走行の際は歩道を通らねばなりません。 が、車道を運転される方が今も散見されます。 その意味で、以前も綴りましたが、 全国初の県電動車いす登録制度は、 交通安全の正しい知識、正しい乗り方を、 確実に対象者にお届けし、 交通安全における「自助」を高めることを 目的とするものです。 その一環として、かつ、 三世代に枠組みを広げた形で行われた 本日の取り組みは大変有意義であり、 関係各位に心から敬意を表したいと思います。 県下の地区ごとに、 今後、多彩な活動として発展することを期待し、 私も交通安全のさらなる向上に向けて 精一杯尽力してまいりたいと思います。