本日は、松山東交通安全協会主催の 電動車いす三世代安全教室を視察しました。 3/6から3/15まで 春の全国交通安全運動が実施される中、 文字通り、 子ども・父母・祖父母が一緒になって 事故防止について学ぶという取り組みです。 愛媛自動車学校の会場内で 女性警官による紙芝居やDVDを鑑賞した後、 敷地内に移動。 警察官、交通指導員などから、 子供たちに対して道路の横断や安全通行が、 高齢者の方々には 電動車いすの安全な乗り方等がアドバイスされ、 それぞれ体験学習を行いました。 私は、かねてから電動車いすの安全対策に 取り組んできたものとして伺ったのですが、 せっかくの機会ということで 電動車いすに体験乗車させて頂きました。 動力がモーターですから、音が静かな一方、 時速3㎞は体感速度としてかなり速いな、 というのが第一印象。 また、運転目線の低さ、 道路の傾きや凸凹といった形状を ストレートに身体で感じる点で、 他の乗り物とは異なる 注意の必要性を痛感しました。 一般の自動車が走らず、 基本的にフラットな地面の教習所でもこうですから、 一般道ではそれ以上の注意が求められるでしょう。 まして、運転される方の多くは高齢者です。 加えて、 電動車いすは道交法上は歩行者扱いですから、 走行の際は歩道を通らねばなりません。 が、車道を運転される方が今も散見されます。 その意味で、以前も綴りましたが、 全国初の県電動車いす登録制度は、 交通安全の正しい知識、正しい乗り方を、 確実に対象者にお届けし、 交通安全における「自助」を高めることを 目的とするものです。 その一環として、かつ、 三世代に枠組みを広げた形で行われた 本日の取り組みは大変有意義であり、 関係各位に心から敬意を表したいと思います。 県下の地区ごとに、 今後、多彩な活動として発展することを期待し、 私も交通安全のさらなる向上に向けて 精一杯尽力してまいりたいと思います。
今年1月からスタートさせた全国初となる同制度について、 愛媛県交通安全協会を訪問。 宮脇専務理事から制度を導入するにいたった背景や概要、 今後の展望など詳しくお聞かせ頂きましたが、 専務の力強い意気込みに、とても心強いものを感じました。 本県では、交通事故そのものは9年連続減少しているものの、 高齢者が占める交通事故の割合は逆に9年連続で増加おり、 電動車いすの増加はほぼそれにリンクして増えている という現状があるのですが、 これに関して、実は私自身にも原体験というべき 忘れられない記憶があるのです。 それは、議員として駆け出しの頃、 久万高原町のあぜ道で目にした 電動車いすの夜間集団走行とでもいうべき風景です。 これは近い将来、大問題になりかねない。 そんな思いから これまで委員会等を通じ提言を重ねてきたのですが、 その意味では、 愛媛県交通安全協会の尽力による今回の制度導入は、 電動車いすの安全対策を確実に一歩前に進めるものとして 心から敬意を表したいと思います。 私も引き続き、高齢者が安心して暮らせるように 各種施策の実現に取り組んでまいりたいと思います。
1/16・17の2日間、 行政改革・地方分権特別委員会として奈良県を訪問しました。 主な視察先は、天理市役所と奈良県議会。 天理市では 市役所における職員の能力向上に向けた取り組みについて、 奈良県議会では 地域の実情に合った地方行政の実現に向けた方策について、 それぞれお話を伺いました。 なかなかメディアに取り上げられることはありませんが、 1999年に始まった平成の大合併以降、 地方の行政改革は着実に進んでいます。 本県でも2012年時点で、職員3,382人(2割減)、 特別職40人(8割減)、議員700人(6割減)が減少し 193億円の人件費が削減されていますが、 これらはまさに身を切る改革といえるでしょう。 こうした努力が行われる中、 天理市では、人材育成基本方針の下、 職員の能力開発に対しさまざまな制度を導入し、 充実した取り組みが進められていました。 職員と役職者が果たすべき役割と求められる能力、 目標の設定と管理手法、 それによりモチベーションを上げる人事評価制度など、 その合理性はほぼ民間企業レベルといえ、 私も、思わずアドマン時代の自分を思い出しました。 行革の進展によって1人の職員が対応すべき人数が増し、 ますます複雑・多様化する市民ニーズに対し、 行政サービスのクオリティを維持し満足度を高めていくためには、 職員のスキルアップは正に必須条件。 そして、職員の意欲と可能性をどう引き出すかは 自治体自らの手腕にかかっているといえるでしょう。 本県も20の市町とともに、 着実に総合力の向上を図ってまいりたいと思います。
シルバーウィーク最終日の本日は、 地元の敬老会に参加させて頂きました。 70歳以上の方々の集いということでしたが、 皆さん本当に若々しく福々しく、 逆に私の方が元気を頂きました。 敬老の日は、もちろん、お年寄りの皆様に 感謝と敬意を表する記念日ですが、 その淵源は、 わが町のご老人から知恵と経験を聞く日、 というのがそもそもの主旨だそうです。 思わず目からウロコのような 新鮮な感動を覚えたことを、 今、思い出しています。 高齢化世界一の国となった今、 私たちは、高齢者とか老人の定義を今一度、 考え直さないといけないのかもしれません。 そして、働ける方には働ける環境を、 地域の中で役割と生きがいと喜びを、 また、 年齢だけでなく夫々のニーズに応じて 適切で安心な医療介護サービスなど等を、 どのように創りだしていくか、 ということは政治の重要な課題ですが、 必要なことは、正に由来通り、 ご高齢者の知恵に謙虚に耳を傾けること、 その意味で、 敬老の日は傾老の日でもあるなぁ、と 大いに実感させられる1日となりました。 筆舌に尽くしがたい戦後復興を成し遂げ、 今日の豊かな日本を築いてくださった皆様に 心から感謝しながら、 次の世代に安心の未来をつないでいけるよう、 ご高齢者の皆様方に耳と心を傾け、 がんばってまいりたいと思います。
午後、山本ひろし参院議員・中県議とともに、 愛媛県消費生活センターを視察しました。 文字通り、 消費生活における様々な問題に対し 相談窓口となり情報拠点となる同センターは、 それぞれの市町にも設置されておりますが、 お預かりする案件のうち、 広域的あるいは専門的な案件について県が所管、 という連携役割分担になっています。 センター長のお話によると、 昨年度のご相談件数は4,164件。 訪問販売や電話勧誘に関するご相談が、 中高年の方々の間で急増しているとのこと。 細心の用心と、 身近な中高年者への呼びかけが必要です。 怪しく巧妙な手口に騙されない賢明さを ��人1人が身につけ、 それらに対する気づきのネットワークを 地域と社会に広げていくことが大事です。 県消費生活センターに求められるそうした機能が さらに充実したものになり、そして 県民の皆様の安心につながるように、 全力で取り組んでまいりたいと思います。