今年も残すところ、あと5時間あまり。 まさに“光陰矢のごとし”です。 小欄をご覧の皆様をはじめ、 この1年、 お世話になりましたすべての皆様に 心から感謝を申し上げたいと思います。 私にとりまして今年は、 政治の奥深さを学ぶ1年となりました。 仕事の質的にも大きな変化が求められ、 求められるものに対し、 まだまだ足りていない自分、 なかなか追いつかない自分、 そうした自分自身の壁と 終始格闘し続けた1年でありましたが、 壁にぶつかるということは 前に進んでいるということ、 そう捉えれば、 本当に貴重で有難い1年でありました。 そして間もなく迎える2015年は、 4月に統一地方選挙が行われます。 私も3期目に挑戦させて頂きますが、 皆様のご期待にお応えできますよう 全力で臨んでまいりたいと思います。 本年の結びとなりますが、 皆様におかれましては、 健やかな新年を迎えられますよう そして来たる年が素晴らしい1年となりますよう 心よりお祈り申し上げ、 本年1年間の感謝と御礼に代えさせて頂きます。 2015年も何卒宜しくお願い申し上げます。
本日は、戦後69回目の終戦記念日。午前に開催された「愛媛県戦没者追悼式」に出席し、犠牲となられた方々に哀悼の誠を捧げてまいりました。遺族代表の追悼の辞に込められた不戦と恒久平和への決意を決して虚しくすることがあってはならない、とあらためて深く決意しました。私たちは、平和への不断の努力を行うとともに、戦争の悲惨さ、平和の尊さというものを、しっかりと次の世代へと語り継いでいかなければなりません。そうした決意のもと、松山市内にて、山本ひろし参議院議員、中予地域の公明党議員団とともに、終戦記念日街頭演説会を行い、私も平和アピールをお訴えさせて頂きました。わが国を取り巻く環境の変化に対応する形で、国では7/1の閣議決定を受け安全保障法制の整備が始まったところですが、私は、不戦と平和という問題を国マターとして傍観することがあってはならないと思います。私たちが当事者として積極的に関与し、平和への道のりをより確かなものにしていくためには、私は「民間外交」を進めていくことがとりわけ重要と考えます。決して難しい話ではありません。1対1の顔が見える関係を、私たち1人1人が、多様で、重層的に結んでいく、そうした取り組みです。例えば、先日、視察で訪問した上島町の遺跡発掘調査では、愛媛大学教授のもと、多くの中国・韓国の青年が愛大生とともに汗をかいていました。作業自体は発掘であっても、協力して1つのことを成し遂げんとするその姿は、正に、困難を乗り越え平和を創り上げる行為そのものに思えてなりませんでした。こうした学術研究の分野ばかりでなく、経済・観光・スポーツなど「民間外交」は、あらゆる分野で開発推進することが可能なのです。ちなみに行政におきましても、愛媛県では、中国の大連市・遼寧省と経済交流協定が結ばれ、西安市・陝西省とは友好に関する協議書が、松山市においては韓国・ピョンテク市と友好都市提携が結ばれています。こうした官民を問わず、団体個人を問わず、不戦と平和の実現に向けて本県でできる取り組みに、平和の党・公明党として全力を尽くしたい、そのようなお訴えをさせて頂きました。戦没者の御霊に報いるためにも、ご遺族の方々の願いにお応えするためにも、未来の子供たちのためにも、「民間外交」の推進に全力を尽くしてまいります。
午後、公明党議員団で 香川県の大島青松園を訪問しました。 文字通りの、白砂青松。 潮風がそよぎ、きらめく水面。 私自身約4年ぶりですが、 訪れるたび心地よい感動に包まれます。 そんな大島ですが、 一方で、 ハンセン病患者の方々が 不条理の苦しみを強いられ、 あまりにも悲しい歴史が刻まれた島 でもあります。 決して風化させてはならない。 そうした思いから、 私たちはこの間、入所者の皆様と交流を重ねつつ、 人権の尊さを心に刻む活動を続けています。 しばらくぶりにお会いした 本県出身の磯野さんも大変お元気で何よりでした。 本来ならこの夜、 恒例の夏祭りが行われる予定で、 炭鉱節かご当地音頭か、 果たしてどんな踊りが踊られるのか 私も楽しみにしていたのですが、 折からの台風に伴う大雨により 急遽中止となりました。 残念ですが、次回を楽しみに待ちたいと思います。 ともあれ。 今後とも、 大島に刻まれた歴史を風化させることなく、 本県においても、国においても、 又、どんな方も、 等しく人権が保障され最大に尊重される 真に心豊かな社会の実現をめざし、 取り組んでまいりたいと思います。
7/19・20の2日間、徳島市で開催された公明党四国夏季議員研修会に参加しました。党本部から北側副代表、衆参5名の国会議員を招いての、有意義で“熱い”研鑽となりました。冒頭、北側副代表から安保法制の閣議決定について話がありましたが、与党協議のキーマンご本人だけに非常に説得力のあるものでした。私もこの間、この件で公明党が果たした役割について様々な会合でお訴えしてまいりましたが、舞台裏のエピソードも交えまがら、引き続きしっかりと説明責任を果たしてまいりたいと思います。その他、石田のりとし衆議院議員から「人口減少と空き家対策」、山本ひろし参議院議員から「公明党の成長戦略」、桝屋けいご衆議院議員から「地域包括ケアシステム」の他、山本かなえ参議院議員、谷合まさあき参議院議員を含め、様々なレクチャがありましたが、いずれも四国の重要課題ばかり。私も、盛りだくさんの研修内容を踏まえ、当面する9月議会に臨んでまいりたいと思います。私たち公明党は、毎年8月を中心に全国の方面ごとに政策研修を行っており、これを「鍛えの夏」と呼んでいます。何を鍛えるのか。政党である以上、理念や目的を自身の確固たるものとして鍛えていくのは当然ですが、私の場合は“向上心”です。今回も、4県それぞれから議員活動報告があったのですが、いずれも感服するものばかりでした。自分の取り組みはまだまだ甘いし、弱い。そう痛感しながらも一方で、よし、私も見習ってさっそく実践しよう、新たにこれに取り組もう、そして公明議員としてもっともっと成長するぞ、と照りつける太陽に噴き出す汗のように、自身の向上心が沸々と湧きあがってきました。研修会を準備頂いた関係各位に感謝を申し上げますとともに、2日間の貴重な触発を、今後の議員活動に活かしてまいりたいと思います。
本日、常任委員会が一斉開催され、所属する文教警察委員会では、午前午後にわたり、県教育委員会、県警察本部の順で審査が行われました。各委員から提起された主な議論は、スーパーグローバルハイスクールの取組み、教育委員会制度改革、えひめ国体に向けたジュニア競技力の向上、特別支援教育の充実、認知症高齢者の行方不明への対応、電動車いす安全登録制度、迷惑防止条例の改正、脱法ハーブ、などが挙げられます。上程議案はいずれも可決決定されましたが、議論の中で出された各委員からの要望は多岐にわたり、私も頷くものばかりで、毎回が勉強です。理事者サイドではこうした我々委員の指摘を踏まえ、今後の政策に反映させるのですが、その意味では県政のしくみというのはシンプルです。大まかに申しますと、毎定例会ごとに理事者から議案が上程され、議員が審査し採決する、その繰り返しです。これを地方自治における二元代表制というのですが、ここで大事なことは、そのプロセスです。論戦内容です。賛否による結論だけならボタン1つで済みますが、それでは、その議員と会派がなぜそう考えるのか、が見えてきません。残念ながら現状では、傍聴や会議録検索でもしない限り、県民の皆様にはそこが見えにくいのではないかと思います。私は是非そのプロセスを「見える化」したいと思いますし、それに対する自身の取組みについては稿を改めご報告したいと思います。