終日、登庁し政務。夜、党務にて宇和島市へ。 と、南予への移動の際、いつも考えさせられるのが、道路事情。 都会と地方で事情が異なるように、県内でも、地域によって事情は異なる。 道路に関してムダの見直しというとき、 ムダとは何か、という定義がまだ十分に確立されていない、 と思うし、反対に、有益を考えるとき、 事情と利害の異なる納税者間での合意が不十分、だ。 そしてそれは政治の責任、というふうに考えていくと、 その努力はまだまだ不十分、と、結局、自身の反省に行き着く。 知恵は現場、を信じて、責任を果たしてまいりたい、と思う。
午前午後、登庁し政務。夕方・夜は、党務。 この日は、県民相談の解決連絡が相次ぐ。 この瞬間ほど有難いものは、ない。丁寧に、当事者にご報告をさせて頂いた。 もう1つ。 今週後半の上京に向けて、関係各所にアポの最終確認を取る中で、 軽く驚いたのは、金融機関の異動の頻繁さ、だ。 なぬ、2年で4回?ということは、半年ごと? 企業にも、人にもよるのだろうが、私の友人も大変、ではある。 が、地元に戻ってきたならきたで、連絡くださいね、Sさん。 と、こちらは、雑感でした。
スケジュール多忙の日々が続き、ブログ更新が滞る。反省。 エイヤー、でこの間を綴ると、この日は。 おかげさまで千客万来、の1日。 千とか万はたとえとしても、最近では、 公私にわたる皆様の来訪は、もっぱらケータイとメールが中心。 たしかに。 それがないと困るほど便利、だし、 間違うと少なからず危険性を伴うコミュニケーション手段、ではある。 どこまでも面と向かって、を基本に、手段を手段として賢く使ってまいりたい。 と、最近は、資料ばかりで、ぜんぜん読書ができていない。 ということで、一気読みしたのが、 「最強国家ニッポンの設計図」��大前研一著/小学館)と、 「危機突破の経済学」��P・クルーグマン/PHP)。 久しぶりに、脳に、応えた。頭のトレーニング、継続しないと。
今回の上京は、スケジュール目白押し。昨日もう1つ綴りたかった内容は、後日改めて。 と、本日は、 玉春日引退楯山(たてやま)襲名披露大相撲、について。 いうまでもなく、玉春日関といえば、わが愛媛が誇る、人気力士。 旧の野村町、今の西予市出身、だ。 得意の、突き押し相撲ひと筋で、あの若貴にも、武蔵丸にも、曙にも土をつけ、 3賞を5度も受賞した、玄人好みのいぶし銀、というべき実力派力士、であった。 この日、私は、愛媛県議会スポーツ振興議員連盟の一員として、 彼の現役引退に対する敬意と、親方業の門出に対する祝意をもって、 会場の末席に加えさせて頂いた。 これまでに何度か、本県行事を通じて、玉春日関とご一緒する機会を得たが、 彼に対する私の印象は、人間が素晴らしい、の一言に、尽きる。 豪快な取り口からは想像できないほどに、常に振る舞いは謙虚で、心配りは繊細、だった。 それは、誰もが応援したくなる、人間・玉春日としての魅力、ではなかったか。 両国国技館に詰めかけた約6,000名のファンも、きっと、同じ思いだったに違いない。 引退興行は、二所一門呼び出し連によるふれ太鼓に始まり、 幕下決勝五人抜き、初切、相撲甚句、十両取組、と続いた後、 加戸・愛媛県知事から、愛媛県スポーツ特別功労賞が授与された。 それは、 本県に限りない夢と希望を与えてくれた彼の土俵人生に対する敢闘賞、であったろう。 その後、井関・郷土後援会長によるご挨拶、中央大学応援部による応援歌斉唱、と続き、 いよいよ、メイン行事である断髪式へと進んだ。 惜しみない拍手と歓声がこだまする中、300名を超える方々が土俵に上がり、 ゆっくりと、次々と、ハサミが入った。 玉春日席の、何度も何度も涙をぬぐう姿に、思わず、目頭が熱くなった。 次の予定があり、名残惜しくもここで中座させて頂いたのだが、 人格優れた玉春日関であれば、立派な指導者としての活躍と、 彼が育てる名力士の誕生を、今から心待ちに待ちたい、と思う。 最後に、本日頂いた資料に書かれてある、彼の引退メッセージをご紹介したい。 「自然豊かなふるさとに育てられすばらしい指導者に恵まれ すばらしい方々との出会い皆様のあたたかい応援に支えられ だから精一杯頑張る事ができました すべての皆様に感謝いたします本当にありがとうございました そして私を生んでくれた両親にありがとう 日々努力 日々精進 日々感謝元玉春日 楯山(たてやま)」 よく、引き際が肝心、といわれるが、 人として感謝と謙虚こそが最も肝心なんだ、 と気づかせてくれる玉春日関の、お手本のような引き際の見事さに、 あらためて感動が込み上げるとともに、心から敬意と祝意を送りたい、と思う。 玉春日関、永い間、ご苦労様でした。そして、今後のご活躍を、心から楽しみにしています。
朝一番の飛行機で、上京。 何時になく揺れが激しいフライトを終え、到着した強雨の東京を、足早に移動。 時間が許すお昼過ぎまで、地元メディアの東京支社様を、表敬。 お世話になった懐かしい方々と、しばし旧交を温めさせて頂いた。 皆々様には、その節は有難うございました、とあらためて感謝申し上げたい。 と、次に向かった先は、国会。 消費者庁設置法案等が審議・採決される、参議院特別委員会、だ。 ものものしい警備の中、テキパキと手続きを進め、いざ、傍聴席へ。 ほぉーっ、と、テレビでおなじみの国会中継の現場が、あった。 麻生総理を初め、 この日の主役である野田聖子消費者行政担当相、舛添厚労相等が、次々と、答弁に立っていた。 振り返れば、昨年2月。 当時、大問題となった中国製冷凍ギョーザ事件を機に、時の福田総理が構想を示した消費者行政の一元化、 が、ここにひとまず一歩前進の決着を、みようとしている。 同2月議会の会派代表質問で、 国に先駆けて、その必要性を訴えさせて頂いた私としては、少なからずの感慨と同時に、 あれから約1年半という、国の時間経過に対する忸怩も又、禁じえなかった。 さて、怒涛の論戦の後。 同法案は、全会一致で可決され、早ければ、今秋にも消費者庁が発足、 の運びとなりそうだ。 これによって。 法律の所管が不明確な、いわゆる、すきま事案やたらい回しが解消され、 消費者被害の未然防止と、発生事故の拡大防止につながることを、 期待とともに注視してまいりたい。 その後、在籍した本社を表敬。 お世話になった役員や先輩方との再会に、近況から始まるエンドレスな会話が、 場所を変えながら、夜と共に、感謝とともに、更けていった。 終日降り続いた強雨にあっても、心には希望が降り注ぐような温かな1日、 となった。