終日、決算特別委員会。 午前、県民環境部・経済労働部、午後、教育委員会・警察本部、 の順で、切れ目なく行われた。 4日めの本日で、すべての部局の審議が、終了。 ピンと張り詰めた空気からもこれで解放されるわけだが、 何しろ私にとっては、初めての決算特別委員会、 終始、緊張と試行錯誤の連続だったが、 この貴重な経験を、 議員活動の新たな視点として今後活かしてまいりたい、と思う。 夜は、支援者の座談会に出席。 懇談のひとときを頂き、政治への要望をお伺いしたところ、 忌憚のないご意見が、続々。 その1つ1つは別々のようであっても、将来不安、の一言に集約できそうだ。 生活者である私たちが望むものは、 平凡であっても、将来を安心して見通せる社会、 なのだと痛感せずにはいられない。 何としても実現してまいりたいし、政治家は実行あるのみ、だ。
朝一番から、激しい、どしゃぶり。 下からも勢いよくはねてくる雨に、 ほぼ、ずぶ濡れになりながら。 私たち県議団一行が向かったのは、 日本理化学工業㈱様。 知る人ぞ知る、 ダストレスチョーク国内シェアNO.1の会社であり、 30年以上にわたり、障がい者雇用率が70%を超え、 皆が、イキイキと働く会社、である。 私にとっては、本年5月以来、 2度目の訪問となるのだが、 その際の視察を踏まえ、9月議会の本会議質問にて、 「障がい者雇用の促進」を強く主張させて頂いたところ、 ぜひ、その会社を訪れてみたい、 と、有難くも議員諸兄よりご要望を頂き、 今回、一行での視察となったのだが、それはさておき。 大変お忙しい中を、 大山隆久代表取締役直々に、工場内をご案内賜り、 その後、種々、意見交換をさせて頂いた。 社員の皆様は、前回お邪魔した時と変わらず、 実にイキイキと、テキパキと、働かれていた。 同行した玉井議員は、その醸し出される社風を、 “心の温もりポカポカ” と、感じたそうだが、まさにその通り、だろう。 ��参照:玉井議員のブログ ⇒ http://www.tamai-toshihisa.net/?day=20091112 ) 大山社長の溢れる信念に触れながら、 ユニバーサル社会の実現に向けて、 もっともっと取り組んでまいりたい、と思う。 あらためて。 豪雨の中を、 駅までお送り頂いた大山社長をはじめ 日本理化学工業㈱の全社員の皆様に、 心から御礼を申し上げたいと思います。 さて。 次に向かったのは、日本医療政策機構。 埴岡健一理事及びスタッフの皆様と、 がん対策条例づくりに関する意見を交換し、 貴重なヒントとアドバイスを数々、頂戴する。 必ず、期待にお応えしてまいりたい、 と思うし、そう思わせる、 埴岡理事のご高話であった。 続いて、 愛媛県東京事務所を訪問し(後略)、 と、天気もスケジュールも、 大変ハードではあったけれど、 今回の視察が、がん対策をはじめとする 県政の諸課題に実りをもたらせるよう、 全力で、着実に、取り組んでまいりたい、 と、深く決意している。 準備を頂いた理事者の皆様、 同行を頂いた県議団の皆様、 誠にありがとうございました。 そして、大変お疲れ様でした。
正午に松山空港を発ち、 15:00、神奈川県庁に到着。 無事集合を完了した、私たち県議会 がん対策推進議連条例制定PT一行が、 エレベーターで向かった先は、 神奈川県議会。 今回の訪問目的は、 議員提案により昨年4月に施行された 「神奈川県がん克服条例」が、 どのような経緯を経て実現されたのか、 そのご苦労はどこにあったのか、など、 直接取材を通じて、 現在準備中の愛媛県がん対策推進条例を、 よりよいものにしていきたい、 との思いからの調査研究、であった。 まず、 お忙しい中をご丁寧なる対応を頂いた、 神奈川県がん撲滅をめざす議員連盟の 松田会長をはじめ、 藤井議員、田中議員、笠間議員、小川議員、 理事者各位に、心より感謝を申し上げたい。 本県岡田会長、先方松田会長挨拶に続き、 参加議員それぞれの自己紹介を行った後、 条例に関するレクチャ、意見交換、と進んだ。 触発と発見の連続で、 2時間がアッっという間に、過ぎた。 みっちりと、学ばせて頂いた。 特に、私の心に響いたのは、 “がん条例は、 作る過程も含めて「見えること」が大事だ。” との、松田会長のお話、であった。 まさに私たちが目指そうとするものは、 その「見える条例」に他ならないから、だ。 ほかにも、種々。 貴重で得難い知見を、惜しみなく賜り、かつ、 “愛媛モデルのがん条例の実現、楽しみに待ってます” との神奈川県議会議連各位からのエールに、 心から感謝せずにはいられない。 今回の調査研究を、 患者ご家族をはじめ県民の皆様に還元できるよう、 今後の活動にしっかりと、反映させてまいりたい。 末尾ながら、 ご同行頂いた皆様、準備を頂いた理事者各位に、 心より御礼を申し上げます。
午前、決算特別委員会。 本日は、農林水産部・土木部の審査を行う。 午後、党務にて、目白押しの活動各般の検討を行う。 夜、支援者のお1人から、心温まる1本の電話を頂く。 そのお心遣いにお応えできるように、油断なく精進を、と、深く決意する。
午後、 全国18会場を中継で結び開催された 「第5回 がん患者大集会」に、参加。 今回のテーマは、 “変えていきます、見届けます、 私の町のがん医療2009”。 中継会場となった四国がんセンターの 大型スクリーンいっぱいに、 全国の患者・家族・医療従事者などの、 がん医療に寄せる思いが、映し出された。 お1人お1人、ひとこと一言のどれもが、 ひしひしと、胸に迫る。 あるご高齢のご婦人は、 “がんになってよかった。 人さまの気持ちが少しわかるようになったから。 これからは、 少しでもそのお返しができる人生を送りたい。”と。 また、元看護師のご婦人は、 “自分が、医療側から患者側に回って初めて、 これまで適切ながん医療を提供していた “つもり”だったことに、気づかされた。 大変ですね、といった何気ない一言のニュアンスが、 以前に比べて、全く変わった。”と。 “結局、がんにならないと、 本当の気持ちはわからないんだなぁ、 と思い知らされた。” との鳥越俊太郎氏のコメントに、 頷かざるを得ないほどに、 患者本位のがん医療の在り方と、 そこへの道のりの険しさを、認識させられた。 医療従事者からは、 行政課題の本質を突く鋭い指摘が、続いた。 “がん患者の在宅医療を主として担う ご家族に対する支援制度が必要だ。” “老々介護、単身世帯化を考えると、 がん医療と福祉の相互連携が重要だ。” など、 貴重なご意見の数々を漏らさないように、 私はメモを取るのに必死だったが、さて。 テーマに掲げられた通り、 全国どこの町にあっても、 患者本位のがん医療が提供されるように 変えていくためには、 予算をはじめ、 必要かつ足りないものが、たくさん、ある。 様々な角度から優先順位を検証しつつ、 それらを着実に満たし拡げゆくために、 現在、議連やPTにて、 2月議会での上程をめざし、 本県がん対策推進条例の準備が着々と、 進められている。 患者ご家族の思いと、 行政・議会の叡智が詰まった、 そして、 企業・NPO・マスコミなど幅広い 県民の皆様のご理解ご協力が得られ、 さらには、 県民の皆様の力になる条例とするべく、 微力ながら、全力を尽くしてまいりたい。