午前、県民相談、来客対応等。午後、今治市にて企業訪問等。夜、事務所にてHP打合せ等。 ★研修レポート③ 5/13(株)ナチュラルアート視察 ��鈴木誠社長との面談より) 「愛媛はここ2年で5~6回講演に行きましたよ。 ・・私が訴えるのは、経済活動としての農業を、 具体的にどうすれば発展させることができるか、 その1点に尽きます。」 「農業が発展しない理由はいろいろ挙げられますが、 多くの農村で気づいたことは他人の悪口が多すぎるかナ、 ということでした。 農協が、役所が、天気が・・という風にグチが出ると、 それって体内をグルグル還流して、結局、 他人や外部との協同がいつまでたってもできない、 って気づいたんです。 それからは、自身、一切グチをいうのをやめました。 農家の役に立つかどうかを問うてYESであれば、 摩擦を恐れず真正面から意見を言うようにしています。 そもそも自分はアウェーからのスタートですし。 でも、経験に照らすと、いつか必ず、お互いの多様な 価値観を認め合うことができるようになる、というのが 今の私の確信、です。(趣意)」 日本の農業を元気にしたい、という熱い志をもって、そのために自身が進むべきベクトルが極めて明確で、 お手本のようなポジティブシンキング、に圧倒される。 弾けるような鈴木社長の、「覚悟を持ったリーダーが1人、まずはそこからですよ。」 これは、昨年伺った農事組合法人和郷園の向後副理事長と、まったく同じセリフ、なのだが、 はたして渡邉さんへのエールか、私と玉井議員への叱咤か、と、神妙な面持ちでお互いを見回すばかりなのであった。
終日、体調不良にて自宅にて政務。無理のきかない年齢を戒めつつ。 ★研修レポート② 5/13講演「次の参議院選に向けてこれからの政局の動向を読む」 ��福岡政行白鴎大学教授のコメントより) 「国会議員定数は、衆議院は2人区×150選挙区=300人、参議院は1人区×47都道府県×2=94人で、計394人。地方議員は現在の定数の半分、というのが私の案。」 いわゆるテレビ政治を間近で見る思いがした。話術の巧みさとは別に、私は同案には賛成しがたい。 というのもその前に、 民意がより反映される選挙制度のあり方の議論が先だし、衆参及び国と地方のミッションの整理が先であって、 それによって初めて、過もなく不足もない、適正な定数の議論が可能になると思うから、だ。 逆に言うとこれまで、 各級議員のミッション領域や仕事の中身について、あまりにもブラックボックスであったからこそ、 有権者は定数の必然性に不信を抱かざるを得ないのであり、それは説明責任を果たさなかった政治の、自己責任、だ。 努めてそれをやる以外ない、と思う。
終日、県民相談。 少し大げさだし、あらためてだけれど。 地方自治のあり方について早急な見直しが必要、ということを痛感させられた。 換言すると、 地方主権や道州制といった国と自治体のあり方について、それぞれのミッションをどのように整理し分担するのか、 それへの合意が最初の一歩でなければならない、と思うし、そこが明確になれば自ずと、 権限も財源も人員も、また各級議員定数に至るまで、より合理的な見直しにつながると思うから、だ。 何気ない1本の標識から見える、国のカタチ。 生活者の腑に落ちるカタチをめざして、自身の立場からアクションを起こしてまいりたい。
午前、党務。午後、県民相談にて久万高原町へ。 お声をかけてくださったその思いに、最善を尽くしてまいりたい。 ★研修レポート① 5/13パネルディスカッション「政権交代で日本の政治はどう変わるか(趣旨)」 ��山口二郎北海道大学教授)「政治は可能性の芸術、を示せた点は評価したいが、ミッションについて合意のない現政権は語るに落ちる。あるいは政党がミッションを失った時代とも思えるが、だから将来に希望が持てないとの理由にしたくはない。希望を持つか持たないかは、私たちが決めることだから。」 ��片山善博地方自治経営学会会長)「首長を務めるにあたり、2期8年で潮時、と引退した。 1個の人間が能力と意欲を発揮できるに十分なスパンだし、 『権力は腐敗する。絶対的権力は、絶対的に腐敗する。』とのアクトン卿の指摘は、腐敗を惰性や正当化や既得化に置き換えれば、政治家には普遍的に必要な自戒と思う。」 いずれも趣旨だが、特に印象に残ったのが先のお二方だ。 政党ミッションの喪失という指摘は、おそらく、多くの有権者にとって共感できるものであろう。 裏返せば、 かつての尺度では括れないほど、細分化し或いは類似化し、又は常に変化する国民のニーズに政治や政党が追いついていないとも、 そもそも、信なくば立たずというように、政治不信の極まりがゆえに、ということと同一かもしれない。 いずれにせよ。 私たち公明党にとっても最重要の課題、と認識する者としてしっかりと刻ませて頂いた。 もう1つの、政治家の任期について。 これは、立候補する自由、すなわち被選挙権という人権問題でもあり、憲法論議を伴うものではあるが、 政治家の自戒をどのように維持し高めていくか、という点で、何らかの対応の必要性を痛感した。 いずれも参考で終わらせず、自身の活動の中で、自分らしい答え、を見出してまいりたい、と思う。
9:40スタートの研修2日目は、下記のプログラム。 ★パネルディスカッション「事業仕分け、その評価」 司会は、片山善博氏(慶應義塾大学教授)。 パネリストは、 枝野幸男氏(行革刷新大臣)、河野太郎氏(衆議院議員)、福嶋浩彦氏(中央学院大学社会システム研究所教授、前我孫子市長)、青山彰久氏(読売新聞編集委員)。 ★パネルディスカッション「超高齢社会、その激震と大波」 司会は、坂田期雄氏(西九州大学大学院客員教授)。 パネリストは、 服部万里子氏(立教大学コミュニティ福祉学部教授)、小宮英美氏(NHKチーフプロデューサー)、沖藤典子氏(ノンフィクション作家)。 ★事例発表「高松丸亀町商店街、シャッター通りから生き返り」 講師は、古川康造氏(高松丸亀町商店街振興組合理事長)。 以上ぶっ通しで、ほぼ16:00。 示唆と触発満タンの2日間、であった。興味深くないものは1つとして、なかった。 政権交代後9カ月のレビュー、というのが、2日間通しての主題であったが、 その先の、目指すべき国と地方のあり方、という点についても談論風発であったし、 とりわけ、私が共感したのは、前我孫子市長の福嶋浩彦氏の視座、であった。 それらも含めて今後引き続きご報告を、と思う。 その後、松山へと帰路についたのだが。 最後まで玉井議員復調ならず、で21:00。体調回復を祈りつつ、の散会となった。