「初めに、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進についてお伺いします。 大著「歴史の研究」で有名な20世紀の歴史家アーノルド・J・トインビー博士は、「自然環境や社会環境から厳しい“挑戦”を受けた人々が“応戦”に成功した時、新しい文明が生まれる」と論じました。 博士が打ち立てた文明論の核心に照らせば、現在、世界で猛威を振るう新型コロナウイルスに対し、それを乗り越えようと人々が“応戦”に立ち上がるとき、私たちの社会は壮大な進化を遂げるに違いありません。
「(略)県議会では先週、本年の掉尾を飾る12月定例会が開会いたしました。今朝は、初日に上程されました補正予算案の概要等についてご報告させて頂きます。 はじめに中村知事から、新型コロナの猛威によって未曽有の事態に見舞われた本年、3月に初めて感染者が確認されて以降の本県の取り組みを振り返りながら、医療・保健福祉関係者をはじめ県民の皆様に対する感謝が述べられました。
「(略)先週、菅内閣による初めての臨時国会が召集され、与野党による本格的な論戦がスタートいたしました。 衆議院では29日の本会議で、菅総理の所信表明演説に対する各党代表質問が行われ、私ども公明党からは石井幹事長が登壇。 質問の冒頭まず、新政権発足に伴って新たに交わした9項目からなる連立政権合意の実現に向けた取り組みを強く求めました。 これに対し、菅首相は「公明党の意見も踏まえ、与党と調整した上で、実現に向け強力に進めていく」と表明されました。 今朝は、その質疑の主なポイントについてご報告したいと思います。
「(略)国では本日、臨時国会が召集され、菅総理による就任後初の所信表明演説が行われます。 報道によりますと、規制改革の推進をはじめ、新型コロナの感染防止と社会経済活動の再開による経済の回復等の方向性が示されておりますが、それに加え「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」ことをめざす方針が掲げられる予定とのことです。 国はこれまで、排出ゼロ実現の時期については明示しておりませんでしたが、一歩踏み込んだ形の発言であり、国際社会に強いインパクトを与えています。 折しも、先週、県議会・環境保健福祉委員会にて「地球温暖化対策」を議題に活発な論戦があったばかりであり、今朝はその質疑も踏まえ「地球温暖化対策」についてご報告したいと思います。
「(略)公明党女性委員会は、先週9日、首相官邸を訪れ、「真の男女共同参画社会の実現へ」と題する提言を菅総理に申し入れました。 今朝はその概要についてご報告したいと思います。 私ども公明党は、全国約3000名の議員の内、女性議員が約3割を占め、党女性委員会として独自の活動に取り組んでいます。 本年は、コロナ禍にありながらも3密を避け、感染予防に最大限配慮しながら「ウイメンズトーク」(懇談会)を開催し、あるいはオンラインを活用し、様々な立場にある女性の声に耳を傾けてまいりました。 それらを集約したものが今回の提言であり、副題に「すべての女性が安心して希望をもって生きられる社会を目指して」とあります通り、全国各地から寄せられた“希望を求める声”であります。