AM5:00すぎ。
鳴り響く電話の音に、
何ごと?と、飛び起きた。
「森松団地で水が出なくなった。
至急、対応願いたい。」
と、入居者の方から、だった。
内容を伺って飛び跳ねるように。
取るものも取り敢えず、家を出た。
この季節、もう外は、明るい。
AM5:30すぎ、現場に到着。
団地内で、断水事情についての放送が
繰り返し、続いていた。
真っ先に敷地内の井戸に向かうと、
業者と職員が忙しく作業をしており、
状況を伺うと、
井戸がほとんど枯れている状態、という。
昨日、水位を確認したにも関わらず、
だそうだ。
緊急の労をねぎらいつつも、
まずは当面の水が一刻も早く確保できるよう、
これから後の、最大の尽力をお願いした。
それから、
入居者の方、近隣の方を何軒か訪ね、お話を伺った。
それによると、
森松だけでなく、南高井を含むこの辺一帯で、
急激に、地下水不足が起きていている、とのこと。
田植えができない農家がたくさんいる、ともいわれ、
周辺地域による地下水の使い過ぎが原因、といわれる。
要は今、地下水はどうなっているのか、だ。
当面の措置とは別に、ここが対策の急所、であり、
目に見える、ダムなどの貯留水とともに、
目に見えない、
地下水を含めた水源対策の重要性を、痛感した。
AM8:00すぎ。
現場でいろいろ見聞きした状況を、
出勤時刻を見計らって担当課へ連絡し、
当面の水確保に全力を、
と、あらためて要請させて頂いた。
さて。
気づけば、こちらも時間の勝負、ではあった。
今日は、総務企画・文教警察委員会合同の
県内視察初日、だったから。
あわてて身支度を整え、県庁に滑り込む。
なんとか間に合い安堵するも、
復旧作業の順調を祈る思いでの出発、となった。
当面の措置にめどを立て、
本質的な水源対策、つまり
全県域にわたる水戦略を、立てる。
入居者の方々をはじめ、
広く県民の皆様の思いにお応えできるよう、
微力ながら精一杯取り組んでまいりたい。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37