午前、政務。
午後、葬儀参列後、森松団地へ。
到着したのは、
松山市の上水道から
仮設受水槽に水を引き込んで、
それをポンプで高架タンクに汲み上げ、
夕方から各戸で水が出るようになるその直前、
という非常に慌ただしい場面、であった。
担当職員総出で、あちこち必死で、
高層階、高齢者の入居者等に対する
給水や運搬などサポートが行われていた。
職員各位にお礼を述べるとともに、
入居者の方々を、回らせて頂いた。
ご心配とご不便の段をお詫びしながら、
それぞれ水回りの状況も、見させて頂いた。
蛇口をひねると、
まだ1滴の水も、出なかった。
部屋いっぱいのポリタンクとペットボトルが、
目に痛々しかった。
急がねば、ならない。
と、この2日間でわかってきたことは。
同団地付近の
南高井観測井のデータによると、
地下水の水位は、1994年の大渇水時よりも
さらに下がっているということ、だ。
また、1994年時は約1ヶ月で元の水位を
回復したが、今回はどうなのか。
暫定措置とはいえ、
新たに発生する上水費用はどうするのか、
松山市では渇水対策本部が立ち上がる気配だが、
市全域で断水が生じた場合の対策はどうか、
お隣の香川県でも、吉野川を擁する徳島県でも、
渇水対策本部が立ち上がったが、国の対策はどうか、
など、幅広い対応が求められるのは必然で、
あらためて水問題の大きさを痛感、している。
ちなみに気象庁では、昨年から高知沖上空で、
人口的に雨を降らせる実験を行っているという。
その他にも、
海水淡水化といった技術の問題や、
過不足地域に対するシェア
といったエモーショナルな問題を含め、
もはや、4県共同による、
四国・水戦略事業を立ち上げる時代に入った、
と思うのは私だけだろうか。
まずは、私に課された目の前の
すぐやるべきことに専念、だ。
PS
県内視察の報告は、後日あらためてとさせて頂き、
宇和島の牛鬼(写真)だけ、先に貼らせて頂きます。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37