午後、
全国18会場を中継で結び開催された
「第5回 がん患者大集会」に、参加。
今回のテーマは、
“変えていきます、見届けます、
私の町のがん医療2009”。
中継会場となった四国がんセンターの
大型スクリーンいっぱいに、
全国の患者・家族・医療従事者などの、
がん医療に寄せる思いが、映し出された。
お1人お1人、ひとこと一言のどれもが、
ひしひしと、胸に迫る。
あるご高齢のご婦人は、
“がんになってよかった。
人さまの気持ちが少しわかるようになったから。
これからは、
少しでもそのお返しができる人生を送りたい。”と。
また、元看護師のご婦人は、
“自分が、医療側から患者側に回って初めて、
これまで適切ながん医療を提供していた
“つもり”だったことに、気づかされた。
大変ですね、といった何気ない一言のニュアンスが、
以前に比べて、全く変わった。”と。
“結局、がんにならないと、
本当の気持ちはわからないんだなぁ、
と思い知らされた。”
との鳥越俊太郎氏のコメントに、
頷かざるを得ないほどに、
患者本位のがん医療の在り方と、
そこへの道のりの険しさを、認識させられた。
医療従事者からは、
行政課題の本質を突く鋭い指摘が、続いた。
“がん患者の在宅医療を主として担う
ご家族に対する支援制度が必要だ。”
“老々介護、単身世帯化を考えると、
がん医療と福祉の相互連携が重要だ。”
など、
貴重なご意見の数々を漏らさないように、
私はメモを取るのに必死だったが、さて。
テーマに掲げられた通り、
全国どこの町にあっても、
患者本位のがん医療が提供されるように
変えていくためには、
予算をはじめ、
必要かつ足りないものが、たくさん、ある。
様々な角度から優先順位を検証しつつ、
それらを着実に満たし拡げゆくために、
現在、議連やPTにて、
2月議会での上程をめざし、
本県がん対策推進条例の準備が着々と、
進められている。
患者ご家族の思いと、
行政・議会の叡智が詰まった、
そして、
企業・NPO・マスコミなど幅広い
県民の皆様のご理解ご協力が得られ、
さらには、
県民の皆様の力になる条例とするべく、
微力ながら、全力を尽くしてまいりたい。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37