77回目の憲法記念日の本日、山本ひろし参議院議員を先頭に県下各地で街頭演説を行いました。
公明党では、憲法が掲げる「恒久平和主義」「基本的人権の尊重」「国民主権」という3つの原理を堅持するとともに、衆参両院の憲法審査会で行われている議論を皆様と共有しながらこれからの憲法のあり方について共に考えていく、そうした観点から毎年この日を中心に全国各地で街頭演説会を開催しています。
私も、市内3カ所でマイクを握りお訴えさせて頂きました。(以下は主旨)
ご案内の通り現在、衆参の憲法審査会では憲法改正についての議論が行われております。
憲法改正に関するこれまでの議論は自衛隊の明記を含めた9条の改正が主でしたが、現在はそれ以外のテーマも含めて論点が広がりを見せています。
例えば、首都圏直下型地震といった大規模災害により“緊急事態”が発生した場合の“国会議員の任期延長”の問題、
あるいは参院選において、お隣の徳島県と高知県などいくつかの県が“合区”となっていますが、この“合区”の扱いをどうするのか、
“同性婚”については現在の憲法では認められておりませんが、このことに対し本年3月、札幌高裁では“憲法違反”との判断が示されました。
果たして“基本的人権”の観点から、この“同性婚”をどう位置づけるのか。
また、民法では“夫婦別姓”を認めておりませんが、それは憲法違反ではないか?との訴えが全国各地で起きております。
この“選択的夫婦別姓”をどう位置づけるのかなど等、国の憲法審査会では今、私たちの暮らしに直結する幅広いテーマが論議されているのであります。
公明党はそうした議論を国民的議論に高めていけるよう取り組んでまいりますとともに、気候変動や安全保障などわが国を取り巻く環境がより深刻さを増している中でこれからの憲法はどうあるべきなのか、より多くの皆様と対話を広げながら憲法についての議論を深めてまいります。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 21:46