本日は、釜山市からKTX(韓国高速鉄道)でソウルに移動し、2カ所にて表敬訪問、意見交換を行いました。以下はその主な内容です。
【チェジュ航空】
〇韓国では大韓航空、アシアナ航空に次ぐ国内3番目、LCCでは売上トップの航空会社で、松山とソウルを結ぶのは仁川線となります。
〇昨年10月からデイリー運行となり搭乗率は約80%、年間利用者数は5.5万人と順調に推移しており、経済効果は年間32.7億円が見込まれています。
〇キム・イベ社長から歓迎あいさつの後、昨年11月に愛媛を訪問した際の印象について、道後温泉、松山城はもちろんだが、とりわけ感動したのは臥龍山荘、大洲城で、歴史や文化が感じられて大変興味深かったとの話がありました。
〇同社の2024年のマーケティングの方向性についてレクチャを受けました。前提としてソウル-松山線のデイリー運行を安定化させ、その上で路線を拡大するビジョンが示されました。
〇主な取組みとして
①新しい松山旅行の提示=道後の“次”の魅力、つまり20-30代に刺さるアクティビティの商品化
②メイン層の強化=リピーターの育成
③日本からのアウトバウンドの拡大(7:3から5:5へ)が挙げられました。
〇本県に対しては、韓国文化やファッション、料理などのアピール強化や、松山からその他の地域への移動手段の確保と拡充、ソウルへの修学旅行や企業訪問を増やしてほしい旨の要望が寄せられました。
【クレアソウル事務所】
〇クレアは地域の国際化推進のため、販路拡大のための情報収集や海外訪問先へのアテンドなど、自治体等の海外活動を支援する組織で、世界7都市に事務所を置き、その中の1つがソウル事務所となります。
〇愛媛県からは平成4年から現在まで12名の職員をソウル事務所に派遣し、現在も1名派遣中。
〇今回も訪問先へのアポや関係者との事前調整の多くは同事務所を通じて行われており大変有難く感じています。
〇こちらではクレアソウルの事業と韓国の近況について、タイムリーかつ具体的な情報を学ぶとともに日韓の自治体間交流の今後の可能性について様々な示唆を得ることができました。
〇視察4日目は、宿泊先から約2時間かけて仁川新国際空港へ、そこからチェジュ航空にて空路約1時間半で松山に到着。行きも帰りも、愛媛と韓国の身近さを実感する視察となりました。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 19:01