「(略)今朝は、7/19に行われた中村知事の定例会見の概要についてご報告いたします。
会見のポイントは、松山市中心部の県有地の今後の活用方針と、再開発が進むJR松山駅周辺のまちづくりについての2点です。
初めに、県民文化会館の南側の県有地に関してであります。
ご案内のとおり、これまでなかなか活用方法が見い出せない中で数年前、松山市商工会議所から水族館建設の話が要望として上がってまいりました。
その後、松山市と連携してまちづくりの中でどう位置付けるかという議論をしながら決めていくということでしたが、今年に入って正式に断念との報告が入ってまいりました。
それを受け、中村知事は、この県有地の有効活用について一刻も早く動き始めなければという思いに至るとともに、先般の6月定例県議会で「これまでの検討にこだわらず、民間事業者等との意見交換や募集を通じて、国際会議も含めて何かいい活用の仕方とがないか、様々なアイデアや意見、民間活力の導入方法等を聴取したい」との考えを示されました。
その後の準備が整い、今回、8/18日までの約1ヶ月間、県のホームページにおいて県民や民間事業者の皆様から、アイデア募集を行うこととなりました。(⇒「県民文化会館南側県有地の活用アイデア募集のお知らせ」)
お隣の香川県ではサンポート高松地区などいろんな動きも出ていますが、そういう中で、今回のアイデア募集では
★本県の瀬戸内エリアでの中核拠点性の向上につながる「集客・交流施設」の整備を含むアイデアとともに、
★県財政が厳しい中でアイデア実現に向けた民間活力の活用方法について、いろんな意見を募集することとしております。
また、経済団体など関係団体等との意見交換を実施して、活用アイデア等について意見を聴取することも計画しており、行政として望ましい項目が何かといった観点や、当該地は埋蔵文化財の調査も必要になってきますので、その対応を含めた活用方策の検討をスピーディかつ丁寧に対応していきたい、との考えが示されました。
2点目のJR松山駅周辺についてですが、中村知事は、「県都であり国際観光都市である松山市にとって、数十年から50年に一度のチャンスである」とした上で、
その好機を実現するために、国と県と事業者で高架事業を行い、それを活用して松山市がまちづくりの土地区画整理事業を担うという役割分担を、当初から明確に定めながら進めてきた経緯に触れながら、
高架事業の完成が近づく中、未だまちづくりの全体像が見えていない点について、松山市に対しできるだけ早く示されるよう要請を続けていることが述べられました。
JR松山駅周辺について中村知事は、市民、県民のみならず、ビジネスマンや観光客などの来訪者が集って交流するエリアに変革をする必要があり、
松山市がリーダーシップを発揮し、駅周辺のまちづくりビジョンを早期に示して民間活力の誘導を強化することで、賑わいと活力を生み出すことが重要ではないかとの認識とともに、
今後の策定状況を注視しながら、ワクワクする夢のあるJR松山駅周辺開発のビジョンが出てくることを心から期待をしたいとの考えが示されました。
本日は、先般行われた中村知事の定例記者会見から、松山市中心部の県有地の今後の活用とJR松山駅周辺のまちづくりについてご報告いたしました。
県政に携わる一員として私も、皆様のお声をお聞かせ頂きながら、夢が広がる県都のまちづくり、そして未来を見据えた国際観光都市としての整備が進むよう、微力ながら尽力してまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 10:37