「(略)県議会6月定例会は先週7日、一般会計314億80万円の補正予算等を可決し、閉会しました。
この日は西日本豪雨から5年を迎え、冒頭、犠牲となられた方々のご冥福を祈り、議場の全員で黙とうを捧げ、防災減災対策に予断を排し取り組んでいくことを誓い合いました。
今議会は、4月の改選後初めての定例会ということで様々なトピックスが報じられましたが、今朝は、私自身や会派の動きを中心にご報告したいと思います。
まず、補正予算ですが、子育て支援や物価高対策など、3月末に行った中村知事への緊急要望の内容が随所に盛り込まれる形となりました。
例えば、国の支援対象になっていない低所得の子育て世帯に対する給付金や医療・福祉施設の食材費高騰に対する応援金、中小企業の生産性向上に資する設備投資支援など、県独自の取り組みが実現。今後の着実な事業推進に期待を寄せたいと思います。
また、「帯状疱疹ワクチンの助成や定期接種を求める意見書」、「特別支援学校や学級への教員らの適切配置を求める意見書」の2件が可決されましたが、こちらはいずれも公明党の提案によるものです。
前者の帯状疱疹は近年、50歳以上で発症が増えており、80歳までに3人に1人がかかるといわれますが、その予防に有効なワクチンは現在、保険適用ではなく非常に高額なため、国に対し助成や定期接種化を求めるものであり、
後者は、特別支援教育を受ける児童生徒は、本県を含め全国的に年々増加しており、専門的な知識や経験を持った教員等の増員が必要不可欠であり、財政措置を含めた特段の措置を講じることを求めるものであります。ご賛同・ご協力を頂いた各会派・議員の皆様にあらためて感謝を申し上げたいと思います。
質問戦では、笹岡議員が代表質問に、新人の乗松議員が一般質問にそれぞれ登壇し、公明らしさを発揮した提言が地元紙等で評価されました。
私は、今年度所属となった観光スポーツ文教警察委員会で、積極的に質問を行いました。
例えば、アフターコロナに向けた「インバウンド高付加価値化推進事業」や、
今年度の新たな取り組みとなるメタバース上の学び場「メタサポキャンパス」、
国が3月に発表した不登校対策「COCOLOプラン」や「電動キックボード」の利用等についてでありますが、
限られた時間の中で“何を聞くか”ということは、議員の力量が図られる部分でもあり、私も、毎回真剣勝負で臨んでいます。
*写真は7/5付愛媛新聞記事より
さらに今議会では、私ども公明党が交渉会派に復帰したため、議長の諮問機関である「県議会改革検討協議会」に、会派を代表して私がメンバーとして参加させて頂くこととなりました。
*愛媛 NEWS WEB「政務活動費の運用ルール 議会改革検討協議会で検討」より
政務活動費の領収書のインターネット公開や、委員会審査のネット配信など、ペーパレス、ICT化による「議会の見える化」をスピーディに、積極的に図ってまいりたいと思います。
そして、そうした取り組みが“投票率の向上”にもつながりますよう、微力ながら全力で取り組んでまいりたいと思います。
その他、これまでの「県議会・観光産業振興議員連盟」を発展的に解消し、「観光・文化振興議員連盟」が設立され、私も理事に就任いたしました。
「観光」と「文化」の一体的な振興で、アフターコロナにおける地域活性化に貢献できるよう、取り組んでまいりたいと思います。
さらに、県議会での議員立法ともいうべき「水産振興に関する条例(仮)」をめざすプロジェクトチームに、私もメンバーとして加わらせて頂くこととなりました。
「水産」と「海」に大きなアドバンテージを握る本県が、新たな時代へ、そして、世界に向けて、更なる発展を実現できるよう、しっかり取り組んでまいりたいと思います。
以上、今朝は、先週閉会しました県議会6月定例会の主なトピックスについてご報告いたしました。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 09:14