「(略)ご案内の通り、今月から道路交通法が改正され、自転車を利用する人のヘルメット着用が努力義務となりました。
今朝は、愛媛県民だより「愛顔のえひめ4月号」から、その概要についてご報告させて頂きます。
これまでは13歳未満の子どもに対して、保護者がヘルメットを着用させるように努めなければなりませんでしたが、今後は年齢を問わず、すべての自転車利用者が対象となります。
統計によりますと、自転車での死亡事故のうち、約半数は頭部損傷によるもので、2018年から2022年で見ると、ヘルメットをつけていない方の致死率は着用している方の約3倍も高い結果となっています。
正に、ヘルメットは自分の命を守るために必要不可欠の必需品といえます。
また、昨年11月から「自転車安全利用5則」が改訂されました。
① 「車道が原則、左側を通行。 歩道は例外、歩行者を優先」
② 「交差点では信号と一時停止を守って、安全確認」
③ 「夜間はライトを点灯」
④ 「飲酒運転は禁止」という4つに加え、
⑤ 「ヘルメットを着用」が新たに規定されました。
愛媛県では、2013年に「愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例」を施行し、全年齢を対象に自転車利用者の責務としてヘルメット着用を規定しました。
そして2015年に、県内すべての高校で自転車通学時のヘルメット着用が義務化され、2020年に実施された自転車ヘルメット委員会によるインターネット調査で愛媛県が着用率全国1位となりました。
県警の調査でも7割台で推移するなど、本県はサイクリングの先進県のみならず、ヘルメット着用率においても先進県となりました。
県民の皆様のご理解とご協力に感謝を申し上げたいと思います。
一方で、高齢者の着用率は1割前後、成人でも3割前後という低い状況が依然として続いており、通勤・通学時は着用してもお休みの日はヘルメットを着用しないという方も多いのが実情でもあります。
交通安全対策に終わりはなく、この現状を改善していけるよう、私もしっかりと取り組んでまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 18:57