今週は、松山市と久万高原町で開催された党支部会に出席し、県の「えひめ人口減少対策重点戦略」や公明党の「子育て応援トータルプラン」についてお話をさせて頂きました。その後、お話を踏まえた意見交換が熱を帯び、とりわけ有意義な時間となりました。
例えば、久万高原町の美川地区で、
“人口減少が加速していて、このままだと2060年には県の人口は約78万人になる可能性がある”ことについてお話をしても、ややもするとサイズ感が大きすぎてピンとこない感があるわけですが、
“久万高原町の人口が1966人になるかもしれない”話に置き換えると、即、“それはまずい!”となるわけです。
そこで私から、
“そうした未来にならないように、人口減少のスピードを落として歯止めをかけるために、私たちはどんな取り組みを進めるべきでしょうか?”とお聞きすると、実にいろんな意見が次々と出されたのです。
例えば、
“若い世代の給与アップが先決問題じゃろう”
“外から来る人に価値観を押し付けたり、排他的な地域ではいかん”
⇒私たち自身が多様な価値観を受け入れる地域へと変わる必要がある
“宿泊施設がないところに人は来んぞな”
⇒外から投資を呼び込む“人と仕掛け”が必要だ
“役場には町民に有益ないろんな補助制度や情報があるのに、全然知らないし教えてくれなくて残念な思いをしたことがある”
⇒役場に出向いて行う申請主義から、マイナンバーカードの普及などDXによる“手のひら行政”の実現をめざすべきだ
など、これらは一部の意見ですが、私は、
“人口減少問題は国も県も戦略的に対策を講じ実行するけれども、一番大切なことは、事情が異なる地域ごとに、住民自らが自分ごとに置き換えながら、本音で議論して試行錯誤を重ねながら、行政と県民が一緒になって対策を作り上げていくこと”だと教えて頂いた気持ちがしました。
地域を歩いていろんな方々と対話を重ねていくことが、議員にとって最も大事と教わった各地での貴重なひとときに、心から感謝したいと思います。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 14:55