「(略)ご案内の通り、国の方針に基づきまして、先週から新型コロナ感染の全数届出が見直しとなりました。
今朝は、それに伴う県の対応等についてご報告させて頂きます。
まず、医療機関等で陽性が確認された場合、保健所への「発生届」の対象が全数ではなく、次の4つのケースに限定されることとなりました。
1つ目は65歳以上の方。
2つ目に入院を要する方。
3つ目に重症化リスクがあり、かつ、新型コロナ治療薬の投与または新たに酸素投与が必要と医師が判断する方。
4つ目に妊娠している方。
以上4つのケースに限定されることとなり、重症化リスクの低い若い方等は「発生届」の対象外となりましたので、それに伴う体制の変更等についてご報告させて頂きます。
まず、医療機関を受診し「陽性」と診断されますと、これまで同様、医療機関から保健所に対し「発生届」が提出されます。
そしてその情報を基に、保健所が対象者と個別にコンタクトを取り、入院か自宅療養など療養方針を調整します。ここまでは変わりません。健康観察もこれまでと同様に保健所が行っていくこととなります。
そしてここからがポイントですが、自宅療養される方に急な体調変化があった場合、県の「自宅療養者医療相談センター」(24時間対応で看護師による電話相談や医師のオンライン診療が受けられる拠点:療養案内書に連絡先等記載あり)に連絡を頂き、緊急性が高いと判断された場合には、保健所が関与して受診や入院の調整が行われるという体制に変更することとなりました。
具体的には、新たに医療機関から「陽性」が確認された方全員に「療養案内書」が医療機関から配布されます。
このことにつきましては、県医師会、医療機関の皆様の多大なご尽力によるもので、心から感謝を申し上げたいと思います。
「療養案内書」には、陽性者の氏名、診断した医療機関と診断日、また陽性者が届出対象かどうかの区分、自宅療養中の留意事項や「自宅療養者医療相談センター」の連絡先等が記載されておりますので、もしものときにはそちらにご連絡をお願いいたします。
また、「療養案内書」は、自宅療養中に医療機関を受診する場合、医療費の公費負担の対象かどうかを判断するために使用される重要な書類となりますので、必要なときにすぐ確認できる場所に保管等をお願いしたいと思います。
続いて、入院治療の必要がない、重症化リスクの低い方など、「発生届」の対象とならない方の対応についてであります。
全数見直しにより保健所の関与を縮小し、陽性者ご本人で「愛媛県陽性者登録センター」への登録や相談をしていただくという点が今回の大きな変更点となりますが、
「発生届」の対象とならない方の内、医療機関を受診し「陽性」と判断された方につきましては、先ほどご説明した「療養案内書」が渡されますので、内容をよくご確認頂き、ご自身、またはご家族等で健康観察を行いながら、ご自宅での療養をお願いいたします。
次に、軽症あるいは無症状の方で、自己検査または無料検査で陽性が確認されたケースであります。
その方々には、まず県のホームページにアクセスを頂き、「愛媛県陽性者登録センター」へ、ウェブで登録申請をお願いいたします。
そうしますと、センターで申請内容を確認の上、医療機関で交付される案内書と同様の内容をメールでお知らせし、その内容をご確認頂いて、ご自宅での療養をお願いするということになります。
なお、ご自身で準備したキットで検査を行う場合は、必ず国が承認した体外診断用医薬品、または第一類医薬品と記載されたキットを使用するようにお願いいたしますとともに、9月末までとしていた無料検査につきましては、国との協議が整い、10月末まで延長することとなりましたので、ぜひご活用頂きたいと思います。
その他の詳細は、ぜひ県のホームページや広報紙「愛顔のえひめ(特別版)」、SNSなどをご覧頂ければと思います。
以上、今朝は、新型コロナの全数見直しに伴う県の体制等についてご報告させて頂きました。
引き続き、感染回避と感染防止にご理解ご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 16:47