「(略)コロナ禍において3回目となる今回のGWは、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの発令がなく移動制限が伴わない大型連休とあって、連日、全国各地でのたくさんの人出や賑わいが報じられております。
そうした中、大型連休における新型コロナの注意事項について中村知事から県民・事業者の皆様にメッセージが出されましたので、今朝はこのことについてご報告したいと思います。
ご案内の通り、本県では1月以降、感染力の強いオミクロン株の影響による感染拡大が続き、県独自の警戒レベルを「特別警戒期間」 として3か月近くにわたって強い行動制限等をお願いしてまいりました。
この間、県内の感染状況は一進一退を繰り返してきましたが、医療現場の負荷、ワクチン3回目接種の進捗状況等を総合的に勘案し、4/1に警戒レベルを「感染警戒期」へと切り替え、感染対策と社会経済活動の両立に向けた一歩を踏み出したところであります。
その後も県内では高い水準での陽性確認が続き、保育所、幼稚園、学校や職場内など様々な場面・年代で90件を超えるクラスターが発生するなど、いまだ感染が収まる兆しは見えてまいりません。
さらに、国が公表した最新のデータでは、より感染力が強いとされるBA.2系統が、全国で約8割まで置き換わりが進んでいるものと推定されており、県内でも今後BA.2系統が広がることを前提に「気をつけながら社会経済活動を再開」するためにも、警戒を緩めることのないようお願いを申し上げます。
このような中、迎えた今回の大型連休では、県境をまたぐ人の移動が大幅に増加することが想定され、それに伴う感染の持ち込みも一定程度発生すると考えています。
そこで県では、主要な交通結節点である松山空港をはじめ県内約120か所で無料検査を実施するなどの体制を準備し感染の早期探知に向けた対策を講じておりますが、連休の影響を少しでも抑え込むためには何よりも県民の皆様の協力が必要不可欠であります。
つきましては大型連休中、次の3点に十分注意を頂きたいと思います。
① 会食ルール等を守り、換気の悪い場所や混雑を避さけること
② 県外往来時や、感染が心配な時は、無料検査を積極的に活用頂きたいこと
③ 連休中でも、体調に異変があれば外出を控え、早期に医療機関を受診すること
以上の3点に対するご理解ご協力をお願い申し上げたいと思います。
なお、連休期間中につきましても通常の休日と同様、地域ごとに休日当番医や休日急患センター等で診療を行う体制が整えられております。
発熱等の症状がある場合には、休み明けまで待つことなく受診相談センター(089-909-3483)まで連絡をお願いいたします。
また事業者の皆様には、換気の悪い更衣室や休憩室等で感染が広がった例が複数確認されておりますので、業種別ガイドラインの遵守をはじめバックヤードを含めた職場内等での感染防止対策の徹底をお願いいたします。
以上が、中村知事からの「大型連休における新型コロナの注意事項」でございます。
感染防止に十分注意しながら社会経済活動を前に進めていくためにも、今回のGWは“コロナとの共存を図る「ウィズコロナ」に向けた第一歩”となります。
感染再拡大を招かないよう私たち自らが日常的に、自然体で、感染防止を実践する“新しい生活様式”へと移行させながら「ウィズコロナ」社会を実現してまいりたいと思います。
今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 10:01