「(略)さて、先週、中村知事より、新型コロナに関する「感染警戒期」への切り替えについて発表がありましたので、今朝はその概要についてご報告させて頂きます。
ご案内の通り、愛媛県として1/12に警戒レベルを「特別警戒期間」に引き上げ、この間2か月以上にわたり、移動や会食等に係る行動制限が続く中、陽性者数が一定の水準で増減を繰り返してきましたが、皆様のご協力によって現在、他の都道府県と比較して非常に低い水準で推移しており、人口当たりのピークの水準は全国で最も低いものとなっています。また、ピーク時以降、重症化リスクの高い70代以上の高齢者の陽性者及び入院患者の数は大きく減少し、医療負荷も改善しております。
3月末で高齢者のワクチン3回目接種率は松山市で7割、県全体で8割を超え、今後、仮に陽性確認が増減を繰り返しても、70代以上の陽性者や入院患者が急増する可能性は低く、医療負荷の急激な増大にはつながりにくい状況にあるとの評価でございます。
加えまして、高齢者以外の世代への3回目接種も順次進んでおり、今後その効果は幅広い年代で現れてくると考えられます。
本県のこうした状況を踏まえ、4/1から警戒レベルが「感染警戒期」に切り替えられることとなりました。
しかしながら医療現場からは、「コロナ対応の長期化により、看護師などのスタッフの負担は継続している」との声がある他、専門家も指摘しておられますように、BA.2系統が陽性者数の増加速度に影響を与える可能性があるなど、引き続き十分な警戒が必要であることに変わりはありません。
従いまして今回の切り替えは、「緩んでも大丈夫」というものではございません。
◎感染回避行動の徹底
◎会食ルール等の徹底
◎感染を広げた場合の社会への影響を想定した配慮
こうした前提条件の中で、気をつけながら、社会経済活動の両立に向けて一歩を踏み出すものでございます。
前提が守られず、県民の命が脅かされる感染状況や医療への負荷が急増する状況に至れば、元の厳しい対策に戻さざるを得なくなります。
従って、ウィズコロナのためには、こうした前提を守る行動を日常化することが重要となります。
つきましては、県民の皆様に次の3点へのご理解とご協力をお願いできればと思います。
〇県外の往来については十分ご注意頂きたいこと。
〇県内行動について、換気の悪い混雑した場所など感染リスクの高い場所への出入りはくれぐれもお控え頂きたいこと。
〇会食については、大人数・長時間を避けて、認証店をぜひご利用頂きたいこと。
また、1週間以内に感染リスクの高い行動をとった方や体調のすぐれない方は、 絶対に出席しない(させない)こと。
さらに無料検査も積極的に活用するなど、注意事項やルールをしっかりと守って頂きますとともに、接種が可能な方はワクチンの3回目接種を早期に受けて頂きますようお願い申し上げます。
事業者の皆様には引き続き、業種別ガイドラインの遵守をはじめ、職場内等での徹底した感染防止対策の実行や、感染拡大に備えた業務継続体制の点検・実施などをお願いいたします。
また、保健所の調査方針の切り替えに伴い、事業所内に陽性者が出た場合は濃厚接触者の特定等の対応を重ねてお願いいたします。
なお、今回の切り替えと併せ、県では「県内宿泊旅行代金割引(新みきゃん割)」の新規販売を4/11から再開(予約受付は4/8~)いたしますとともに、4/18から「サイクリングしまな み2022」が募集開始、そして4/24からは「えひめ南予きずな博」が開催となります。
感染対策に十分に配慮した上で、全県的大規模イベントの実施を進めながら、社会経済活動を着実に前進させてまいりたいと思います。新年度もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 12:22