「(略)ご案内の通り、現在、本県では新型コロナの小康状態が続いておりますが、これはひとえに県民の皆様方のご理解ご協力の賜物であり、心から感謝を申し上げたいと思います。一方では、ドイツ・フランス・オランダなどヨーロッパの国々で感染が再び急増し深刻な状況が報道で伝えられております。また、国におきましても第6波への備えについて、連日さまざま議論が行われているところであります。
そうした中、本県におきましても、この冬を乗り越えていくための独自の対策をとりまとめ、先週、中村知事から発表がございましたので、今朝はその概要についてご報告したいと思います。
「愛顔の応援パッケージ2021」と名づけられた施策体系の柱は大きく4つ、「県民の元気回復支援」、「厳しい経営状況にある事業者へのさらなる支援」、「医療提供体制の充実」、「高齢者施設、学校の安全・安心の確保」であります。
まず、1点目の「県民の元気回復支援」についてでありますが、
一つ目として、県内宿泊割引を追加し、県内旅行の促進を図ります。
10/25に販売開始した県内宿泊旅行代金割引が好評で残りわずかになってまいりましたので、11/20に「みきゃん割」5,000円割引を4万人泊分、「こみきゃん割」2,500円割引を1万人泊分追加発行します。
割引の適用期間は今年末12/31までで、土産物店等で利用可能な上限2,000円のクーポンも引き続き交付いたします。ただし、今後の感染状況によっては、急きょ発行を停止することもあり得ますので、この点にはご留意願いたいとしています。
二つ目は、文化芸術の鑑賞機会、読書の推進のための支援です。
県民の皆さんの文化芸術活動に触れる機会の拡大や読書によるステイホーム時間の有効活用の支援、コロナ禍で影響を受けた文化芸術団体等の支援に向け、文化芸術鑑賞等クーポン券の申し込み受け付けを11/15(月)から開始をいたします。
県内での映画、演劇、音楽イベントなどのチケット代金を割り引く文化鑑賞券、1組1,000円掛ける2枚を2万組。
そして、県内書店での書籍購入の際に利用可能な読書券、1組1,000円掛ける2枚を先着順で2万組。
いずれも上限に達し次第終了で、クーポンの利用期間は11/19(金)から来年2/28(月)までとなります。
利用可能な対象施設や対象書籍は、本日より特設ホームページにて公開されます。ただし、雑誌、コミック等は対象外となりますのでご留意ください。
三つ目は、スポーツ・文化芸術活動の再開に向けた支援です。
新型コロナの影響により交流や体験の機会を失った県内の児童・生徒等を対象に、スポーツ大会やキャンプ体験等のアウトドアスポーツ、音楽演奏会等を企画する49の団体に対し、20万円を上限に活動費が支援されます。(募集期間は10/6日から10/29に行い、49団体が選定されました)
続いて、2点目の「厳しい経営状況にある事業者へのさらなる支援策」です。
まず、中小企業への「第3弾えひめ版応援金」による支援ですが、第2弾と同様に、コロナ第5波での松山市の時短要請の対象とならなかった飲食店も対象とする方向で検討中です。(時短要請は協力金が出ておりますので、時短要請の対象店舗はこの「第3弾えひめ版応援金」では対象外となります。)
加えて、県全体の飲食店が対象となりますます愛顔の安心飲食店の認証取得への支援のさらなる追加や、輸送収入が減少した公共交通事業者の支援にもテコ入れが図られるよう、現在、制度設計を行っているところであります。
次に、3点目の「医療提供体制の充実」ですが、最大311床の病床確保と自宅療養者のフォローアップ体制のさらなる強化を図るため、医療機関による電話等のオンライン診療体制の拡充を進めてまいります。
4点目の「高齢者施設、学校の安全・安心の確保」については、高齢者施設における面会モデルの構築を行いますとともに、私立学校が行う感染防止対策につきましても財政支援が強化されます。
施策の基本的な方針は以上でありますが、例えば「みきゃん割」みたいな9月補正までで措置して実施段階に至ったものや、今後、予算化、制度設計をして進めるものもあります。
このことについて中村知事は「愛顔の応援パッケージ2021を着実に実施することにより、感染対策の徹底と社会経済活動の再開を両立させながら、県民の皆様と力を合わせてこの冬を乗り越え、明るい年につなげていきたい」と述べられました。
特に、文化芸術・スポーツに対する支援や県内宿泊割引などは県議会公明党として知事に強く要請した施策でもあり、大変心強く感じています。
私もしっかりと後押しをしながら、年末年始を含めこの冬、第6波が生じないよう全力で取り組んでまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 14:56