「(略)ご案内の通り、愛媛県では新型コロナの感染拡大状況が落ち着きを取り戻しつつあり、今月から「感染対策期」から「感染警戒期」へと対策ステージが引き下げられることとなりました。
このことを受けまして、私も約2か月ぶりとなりますが、本日より、“週明け定例の街頭演説”を感染対策を徹底しながら再開させて頂きたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
今朝は、「感染警戒期」の取り組みにつきまして、中村知事から県民・事業者の皆様へのメッセージを中心にご報告したいと思います。
この間、本県では、3月下旬の松山市繁華街クラスターに端を発した第4波が猛威を振るい、初めて独自の警戒レベルが「感染対策期」に引き上げられ、国からも「まん延防止等重点措置」の適用を受けるなど、外出自粛要請や飲食店の時短要請といった様々な強い対策が講じられてまいりました。
県民・事業者の皆様に最大限の警戒と協力を呼び掛け続ける中、おかげさまで県内の感染は落ち着いた状態を維持する状況となり、皆様のご努力とご協力に対しまして心から感謝を申し上げたいと思います。
振り返りますと、第4波における急激な陽性者の増加に伴う入院患者の急増により、一時は、医療崩壊が現実味を帯びる深刻な状況となりました。
一般に、1人の看護師が7人の患者のお世話をするというのが通常の医療体制ですが、コロナ禍においては逆に、重症患者お1人に対し7人の看護師が必要になると言われます。
その意味では、入院患者が112人と過去最大となった4/29と5/3が、医療崩壊寸前という本県にとって最大の危機を迎えた瞬間でありました。
おかげさまで現在、最前線の医療負荷もようやく国が示すステージⅢの指標を下回る水準にまで低下させることができ、昼夜を分かたず懸命なご尽力を頂いた医療従事者の皆様にはあらためて敬意と感謝を申し上げたいと思います。
こうした状況を踏まえ、今月から新型コロナに関する「感染警戒期」に移行することとなったわけですが、全国的には変異株の感染拡大は収まっておりません。
隣接する広島県をはじめ、10の都府県では緊急事態宣言が未だ継続中であり、感染の持ち込み・持ち帰りリスクは高い状況にあり、さらには、イギリス株より感染力が強いとされるインド株への強い警戒も必要となってまいります。
今後は、「外出自粛5割以上削減」や「飲食店への営業時間の短縮要請」は終了し、社会経済を徐々に再開していくこととなりますが、知事からは、引き続きの警戒を怠らず、県外からの感染の持ち込み・持ち帰りによる県内の感染再拡大を防ぐ ために「県外との不要不急の出張や往来」について引き続きの自粛が呼びかけられました。
特に東京都では、保健所による十分な濃厚接触者調査が行われていない可能性があり、インド株のクラスターも発生しておりますことから、「東京都との往来はくれぐれも注意が必要」とのことであります。
また、営業時間の短縮要請の終了は、県民・事業者の皆様の感染回避行動の徹底とセットである点が強調され、例えば、会食の人数等の目安につきましても、当面6/14(月)までの間は、「毎日顔を合わせ、感染リスクの高い行動のない人」と「4人以下で概ね2時間以内」で、また、第4波の発端となった「不特定多数が集まる会食パーティーや、飲食店でのイベント等」は決して開催しない、参加しないよう、との強い要請がございました。
本県に、これまで経験したことのない危機的な状況をもたらした第4波。
その巨大な波を乗り越えることができるかどうか、県として、今月から移行した「特別警戒期間」中の感染状況や医療負荷の状況を注意深く慎重に見極めながら、県民・事業者の皆様には引き続き強い警戒を持ちながら「外出や人との接触を、一気にではなく、段階的に、様子を見ながら再開頂くようお願いしたい」として、知事メッセージは結ばれております。
私も、本日より街頭演説を再開させて頂くことといたしたが、引き続き、感染対策に警戒を怠らず、議員活動に取り組んでまいりたいと思います。
まずは今、県民の皆様の関心が最も高い「ワクチン接種」が「安全」かつ「円滑」に進むよう、県下の自治体としっかり連携しながら取り組んでまいりますとともに、県議会6月定例会に向けた準備に全力を尽くしてまいりたいと思います。
街頭演説の再開に当たりまして、皆様には引き続き本日よりご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 10:09