「(略)今朝は、県内で急増する新型コロナウイルスの感染拡大状況と県の動きについてご報告したいと思います。
ご案内の通り、新たな陽性者は3日連続20人超えで過去最多を更新し、先週だけで100人を超え、昨日までの本県の累計数は234人となりました。
県全体で確保しているコロナ患者用のベッド数にはまだ達しておりませんが、松山市内の感染者の大幅な増加によりまして、特に中予地域の受入病床の余裕が日々減少している状況です。
そのように状況が急変する中、全国と同様に本県におきましても、何よりも医療体制のひっ迫をできる限り抑え、症状の重い方や重症化リスクの高い方の命を守ることを優先する方針に転換することとなりました。
現在、新たな感染者の入院調整と並行して、医療機関に入院している無症状者及び軽症者の方に対し、できるだけ宿泊療養施設への転所を進めるよう調整が進められており、新たな宿泊療養施設の確保に向けた協議も同時に進められているところであります。
知事からは、都会と異なり、感染経路不明は1割~2割と低く、経路調査は広範囲にわたるもののしっかりとできているので冷静に受け止めて頂きたいということと、
検査等の実務を一手に引き受ける保健所職員の負担をこれ以上増やすような根拠のない情報の拡散や、誹謗中傷、犯人捜しといった行為が行われないよう協力が呼びかけられました。
県民の皆様におかれましては、ぜひ、医療従事者にも、感染者にも、寄り添う気持ちで向き合って頂けますよう私からもお願い申し上げたいと思います。
さて、先週は、知事から県民の皆様へということで、2回にわたりメッセージが出されました。
11/18付のメッセージでは、新型コロナウイルス感染症対策分科会から政府に提言のあった「感染リスクが高まる5つの場面」について言及がありました。
本県における直近の事例を見ましても、飲食や飲酒を伴う会合、お互いの行動歴が把握しきれない方同士の集まり、職場内や生活の場を共にする家庭内での感染が疑われる事例が多く見受けられ、改めて提言にある「5つの場面」を参考に、感染リスクが高まる具体的な場面や状況に対する理解と、対人距離の確保、手指消毒、マスクの着用、大声の自粛など、基本的な感染防止対策の徹底が呼びかけられました。
特に、感染リスクの高まる「不特定多数の人が密集し大声等の発生を伴う行事やパーティー等への参加」、「大量または長時間・ 深夜にわたる飲食」、「飲酒しての季節行事への参加」等は極力控えて頂きたいとのお願いが述べられました。
そして、11/20付のメッセージでは、今後の県内の感染拡大を食い止めるために、これまでの「感染縮小期」から「感染警戒期」への移行が発表されました。
県民の皆様におかれましては、これまでも感染回避行動の習慣化に協力を頂いているところでありますが、今後は警戒レベルを一段上げ、日常の感染対策の一層の徹底をとの呼びかけがございました。
特に、県内でも、家庭内感染が増加傾向にあることを踏まえまして、
〇 家庭内でも手指消毒等、感染防止対策の徹底を。
〇冬場の換気、加湿も忘れずに。
〇食器やタオルを共用しないなど、家庭内での感染リスクに注意を。
という3点が挙げられ、特に、高齢者や基礎疾患を有する方がいらっしゃるご家庭ではとりわけ注意を、とのことであります。
また、これから忘年会や新年会等が増える季節となりますが、
〇 会合でも密を避け、換気を徹底。
〇 遠方の方や普段、接触がない方との会合は可能な限り避ける。
〇 体調管理を徹底し、発熱や咳症状等がある場合は当日でも欠席を。
といった具体的な行動に対する理解と実践が呼びかけられました。
最後に、感染者の方や医療の最前線で活躍する方々への温かい気持ちと感染回避行動のなお一層の徹底を宜しくお願いします、と知事メッセージは締めくくられていますが、
私自身、あらためて、
〇うつらないよう自己防衛!
〇うつさないよう周りに配慮!
〇習慣化しよう3密回避!
という感染回避行動を愚直に実践し、まわりの方々にも引き続き呼びかけてまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 13:40