「(略)先週、中村知事から県民の皆様へ「新型コロナウイルス感染症の感染防止対策」に関するお知らせがありました。これからの季節、県民の皆様にとって大事な内容だと思いますので、今朝はその概要についてご報告したいと思います。
まず、発熱患者等に対する「新たな外来診療・検査体制」についてであります。
現在、県内の新型コロナの発生状況は比較的落ち着いておりますが、今後、季節性インフルエンザの流行で多数の発熱患者等が発生することも予想されます。
そうした事態に備えるため、県では県医師会等のご協力の下、医療関係者等と協議を進めてまいりましたが、このたび関係者の皆様の御理解を頂くことができ、来週11/16(月)から、新たな外来診療・検査体制に移行することとなりました。
これには広く県民の皆様のご理解が必要となってまいりますので、その流れについてご説明させて頂きます。
皆様に発熱等の症状が表れ、医療機関で受診したい場合は、まず「かかりつけ医」に前もって電話等で相談し、その指示に従って受診して頂くこととなります。くれぐれも事前の連絡なく、直接、医療機関を受診しないようお願いいたします。
また、「かかりつけ医」がいない場合や「かかりつけ医」で対応できない場合は 「受診相談センター(コールセンター)089-909-3483」に電話して頂きますと、皆様の最寄りの「診療・検査医療機関」 が紹介されますので、そちらにお電話の上で受診して頂きます。
次に、診察の結果、医師が必要と判断した場合は、当該医療機関においてインフルエンザ、あるいは新型コロナウイルス感染症の検査を実施します。
もし、当該医療機関が新型コロナの検査を行っていない場合は、医療機関の指示に従って、県下6医療圏域に1か所以上開設予定の「地域外来・検査センター」で検査を実施し、検査の結果、新型コロナの陽性であった場合は、指定医療機関に入院して頂くこととなります。
以上が主な流れでありますが、今回の新たな体制では、多くの医療機関に参画頂くことが最大のポイントでした。
おかげさまで、11/6時点で568もの医療機関に手を挙げて頂き、心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。
これらの医療機関は、発熱患者等の出入口や動線を一般患者と分けたり、発熱患者等の専用時間帯を設けるなど、万全の措置をとっておりますし、
県でも、ガウン等の感染防護資材の無償配布や発熱患者等との接触を避けるテント等の整備について、国と連携して支援を行います。
今後、冬本番に向けて多数の発熱患者等が発生した場合でも適切に対処できる体制が整いましたので、皆様には安心して冷静に対応して頂ければと思います。
その上で、発熱等の風邪症状がある場合は、先にも申し上げましたように、直接、医療機関を訪れるのではなく、必ず事前に「かかりつけ医」や「受診相談センター(コールセンター)」に電話相談の上、その指示に従って受診頂きますよう重ねてお願い申し上げます。
次に、「Go To トラベル」等が都道府県をまたいで推進される中で、本県でも、いつ、どこで散発的な感染が発生してもおかしくない状況であります。
県民・事業者の皆様方には引き続き、基本的な感染防止対策の徹底と県外訪問時や帰県後の行動・健康管理をお願いできればと思います。
一方で、一律に県外訪問を自粛したり帰県者の行動を制約したりする必要はありませんので、旅行や行事、ビジネスで必要な県内外への訪問、県内外からの訪問は、感染リスクに気を付けて行って頂き、その際は、訪れる地域の感染状況、訪れる会場等の感染防止対策、面談する相手方の体調や行動履歴などを個別具体的に勘案して頂いた上で、賢明な行動をとって頂けますよう宜しくお願いいたします。
あくまでも大切なのは、基本的な感染防止対策をしっかりと継続して実践して頂くことであり、油断することなく、「うつらないよう自己防衛!」、「うつさないよう周りに配慮!」、「習慣化しよう3密回避!」という感染回避行動の実践をお願いいたします。
県では、今後とも、正確な情報の提供と速やかな共有に努めますとともに、感染事例ごとの迅速かつ確実な関係者の特定と囲い込みにより、新型コロナの感染拡大防止に全力を挙げて取り組んでまいります。
以上、本日は「新型コロナウイルス感染症の感染防止対策」に関する知事からのお知らせをお伝えさせて頂きました。
皆様におかれましては、少しずつ冬支度を進めながら、風邪にもインフルエンザにも、そして新型コロナに十分お気をつけてお過ごしくださいませ。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 12:14