「(略)若者のワンストップ就職相談窓口「ジョブカフェ愛ワーク」が先月、銀天街に移転リニューアルいたしました。今朝はその概要についてご報告したいと思います。
現在、全国に展開する「ジョブカフェ」は、バブル崩壊後の1990年代後半から2000年代前半にかけて、高校・大学を卒業したものの就職難に直面した若者たち、いわゆる“就職氷河期世代”が極めて深刻な社会問題となる中、私ども公明党の提唱で2004年度から全国に導入されました。
今では110か所(2018年度)に広がり、就職者数も累計で140万人(2017年度)を数えていますが、愛媛県では、今から13年前の2007年度から(一社)えひめ若年人材育成推進機構に事業を委託し、「ジョブカフェ愛ワーク」としてスタートしました。
この2007年度は私にとりまして初当選の年で、全国同様、本県においても若者の失業率の高さ、ニートの増加が大変大きな問題となっておりました。
駆け出し議員の私の元にも若者やそのご家族から様々なご相談が寄せられ、立ち上がったばかりの「ジョブカフェ愛ワーク」にお繋ぎさせて頂いたことをはっきりと覚えております。
また、寄せられるニーズは松山市のみならず、東予から南予まで全県的に切実なものがあり、私は “青年政策”の視点から、ほぼ毎回の本会議で若者が抱える問題を取り上げ、ジョブカフェについては全県体制の必要性を強く訴え続けました。
おかげさまで、2009年度に“東予・南予ブランチ”が開設され、全県的な支援体制が実現。
本県における若者の雇用状況(失業率・就職内定率等)はその後、着実に改善を続けており、今や若者にとって重要な社会インフラとして定着することとなりました。
その中核拠点となる「ジョブカフェ愛ワーク」がこの度、パワーアップする形で移転リニューアルをいたしました。
まず、場所ですが、銀天街の東側から真ん中あたりに移転し、商店街に面したビルの1Fで、松山市の「松山しごと創造センター」と一体的にサービスが提供されます。
対象となるのは概ね15歳~44歳までの方で、ご登録頂いた方には様々なメニューを無料でご利用いただけます。
例えば、
「就活って何から始めたらいいの?」、「面接の自信をつけたい」といった学生さん向けには、就職活動への不安や疑問に対するご相談や各種のセミナーなどが用意されており、
「求人を出している企業がどんな会社なのか知りたい」という求職中の方には、これまでの経験を振り返りミスマッチのない就職活動をサポートします。
また「今の仕事は自分に合っているだろうか?」、「非正規雇用から正社員になりたい」といった既に働いている方へは、仕事と人生の棚卸しへのアドバイスを行い、
県外からU・Iターンを希望される方で「自分の知識や経験を活かせる仕事を知りたい」という方には、U・Iターン人材情報の提供やスカウト制度の活用の他、Uターン就職を希望する学生さんには就活時の交通費補助などを行っています。
また、若者ご本人以外でも、教育機関や保護者の方々からのご相談も受けつけておりますほか、
「若手人材の採用や定着が難しい」、「採用活動にオンラインツールを導入したい」と考える地元企業に対しましても、人材確保、採用力向上、定着のための情報提供や研修の実施、求職者に向けた企業側の魅力発信やマッチング機会の提供、オンライン会社説明会の実施など多彩なサポートを行っており、各社から高い評価を頂いております。
仕事はもちろん、自分らしい働き方や生き方をめざす若者とその保護者の方々、教育機関や地元企業の方々、幅広い方々を結び、繋げる「ジョブカフェ愛ワーク」は、平日は9:00~19:00、土曜10:00~18:00の営業、日曜・祝日・年末年始が休日となります。詳しくは「ジョブカフェ愛ワーク」のホームページをご覧頂ければと思います。
今朝は、先月、銀天街に移転リニューアルした若者のワンストップ就職相談窓口「ジョブカフェ愛ワーク」についてご報告させて頂きました。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 16:24