「(略)今週から8月、いよいよ本格的な夏を迎える中、熱中症などには十分ご留意の上、お過ごし頂きたいと思います。また、本来ですと、夏休みに加え、お盆や同窓会など多くの人々が移動し集まる季節でありますが、今年は新型コロナということで特段の注意が必要となります。
そうした中、先週、中村知事から県民の皆様へ「夏休み・お盆期間の注意」ということでお願いのメッセージが出されましたので、今朝はその概要についてお伝えさせて頂きたいと思います。
まず、先ほど申し上げました通り、8月は県をまたぐ人の移動が活発になりますので、県外からのウイルスの持ち込みや持ち帰りによる感染事例が増加することが懸念されます。
そのため、県民の皆様におかれましては3点についてぜひご注意を頂きたいとのことで、まず1点目、「首都圏や関西圏発着の移動」についてであります。
重症化リスクが高い高齢者、基礎疾患のあるご家族がいらっしゃる場合、今回については帰省は控えられないか?電話やオンラインを活用して工夫ができないか?など、感染リスクの回避について、今一度ご家族で相談して頂きたいということでございます。
帰省された場合におきましても、健康観察・体調管理には十分注意して頂き、発熱や咳など少しでも体調に異変を感じたら、人との接触を避け、ためらわずに相談センターに連絡してほしいということであります。
また、事業者の方々につきましては、首都圏や関西圏、大都市圏への出張や旅行は慎重に検討して頂き、可能な限りオンライン会議等を開催して頂きたい旨が述べられました。
2点目は、「県外の旧友たちとの会合」についてであります。
同窓会や(飛沫が飛びやすく3密になりやすい)カラオケなどでは特に注意が必要で、できれば今回については中止や延期を検討してほしいということでございます。
もし開催する場合には、参加者に症状のある方がいないこと確認した上で、向かい合って大声で会話したりしないなど細心の注意を払って頂きたいとのことであります。
そして3点目は、「旅先での行動」についてです。
県では、四国4県と中国5県、大分、宮崎県など近隣県への旅行を楽しむ「宿泊割引キャンペーン」を既に実施し好評を博しているところでありますが、
その場合でも、こまめな手指消毒の実施やマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保など、感染防止から自らをしっかり守って頂きたいということ。
また、事業者の方々に対しましては出張等において、特に夜の繁華街には立ち寄らない旨のお願いがございました。
ご案内の通り、最近は、キャバクラやガールズバー、ホストクラブなどの接待を伴う飲食店のみならず、いわゆる普通の飲み会、会食の場でのクラスター発生事例が多数確認されております。
そうした状況を踏まえ、先般、「飲食店等におけるクラスター発生防止のための総合的取組み」が政府において取りまとめられました。
例えば、
〇大人数での会食や飲み会を避けること。
〇感染対策など自己適合宣言マーク等の表示に留意すること。
〇大声を出す行動を自粛すること。
〇マスクの着用、手洗い、消毒、換気を徹底すること。
〇接触確認アプリ(COCOA)のダウンロードや、地方自治体独自の通知システム(本県では、えひめコロナお知らせネット) の利用登録を行うこと。
などでありますが、県民の皆様にもぜひご参考にして頂き、感染防止の一助にして頂ければと思います。
知事メッセージの最後は、「誹謗中傷」についてであります。
最前線で新型コロナに立ち向かっている医療従事者やそのご家族の方々に対する偏見や誹謗、また、感染された方を非難する中傷ビラの配布など、心無い言葉や行動が残念ながら後を絶ちません。
今、県民が一丸となって取り組むべきことは、感染拡大の防止であり、感染者に対する個人攻撃、誹謗中傷ではありません。
敵は新型コロナウイルスであり、それに正しく向き合い、正しく恐れ、正しく行動することが大事であります。
県民を挙げて「うつらないよう自己防衛!うつさないよう周りに配慮!習慣化しよう3密回避!」を実践し、前を向いてともに歩んでいきましょうとの決意で締めくくられました。
夏本番の8月、猛暑にも自然災害にも気をつけながら、新型コロナに対しても一切の油断を排し、ともに取り組んでまいりたいと思います。今週も宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 13:37