「(略)皆様ご案内の通り、先週の7/10から全国的にイベント等の開催要件が緩和され、プロスポーツやコンサートなどでのお客様の受け入れが“一定の条件で”可能となりました。
それにあわせて愛媛県では、 独自のクラスター対策として、スマホアプリのLINEを活用した接触確認システム「えひめコロナお知らせネット」の運用を開始することといたしました。今朝はその概要についてご報告させて頂きたいと思います。
このシステムは、イベント等を“主催する側”、そしてイベント等に“参加する側”、双方ともに、LINE登録等の“事前準備”が必要となります。
まず、イベントやコンサート、プロスポーツ等を“主催する側”(事業者)の事前準備ですが、県ホームページの「QRコード発行申請フォーム」から施設情報等を登録します。
するとQRコードが発行されますので、それを印刷し、イベント会場や店舗・施設内にわかりやすく掲示した上で、来場したお客様等にQRコードを読み取って頂くよう呼びかけを行う、
ここまでが、イベント等を“主催する側”の事前準備ということになります。
次に、イベント等に“参加する側”(県民)の事前準備ですが、
愛媛県のLINE公式アカウントを“友だち追加”して頂く、これだけでございます。
その後は、訪れたイベント会場や店舗ごとに掲示されてあるQRコードを、参加する都度、店舗や施設、イベント会場ごとに読み取って頂きます。
そうしますと、もしイベント参加者やお客様の中で陽性者が判明した場合、
県はこのLINEを通じまして、当該イベントに参加された方、あるいは感染者と同じ時間帯に店舗等にいた方々に対して、感染者が発生したことを通知いたします。
そして通知を受けた方々は、それぞれの体調等の状況に応じて“相談センター”に連絡するという流れになります。
以上が「えひめコロナお知らせネット」の大まかなしくみでございます。
そして、これは今、厚労省の方で運用開始している接触確認アプリ「COCOA(ココア)」とはちょっと中身が異なります。
国の「COCOA」は、感染者と1メートル以内の距離で15分以上近接した場合、連絡があるということですが、
県の場合は、感染者が参加したイベント等に同じ日、同じ時間帯にいた方に通知が届くようになっています。
つまり、
濃厚接触があった時期や場所について特定することができるのが「えひめコロナお知らせネット」の特徴で、
例えば、
感染者が参加していたイベントにあなたが参加していましたよ、
感染者とあなたは同じ時間帯にその店舗にいましたよ、というふうに通知が届けられます。
整理しますと、
国の「COCOA」は、特定の日に“感染者”と近距離で接触した可能性が通知されるシステム、
県の「えひめコロナお知らせネット」は、特定の日に“感染者”と同じ時間帯に同じ施設等を利用したことが通知されるシステム、
ということで、これを併用いたしますと、濃厚接触者の早期把握と関係者特定の確度の向上が期待され、
その結果、感染拡大防止とクラスター対策を推進する大変大きな力となるのでございます。
ぜひ、事業者の皆様、そして1人でも多くの県民の皆様に、
国の「COCOA」、県の「えひめコロナお知らせネット」、双方ともに、積極的に活用して頂ければと思います。
なお、県の「えひめコロナお知らせネット」につきましては、
今後の県主催のイベントやとべ動物園はじめ各種の県管理施設で率先して運用していく予定となっています。
(←県の中予地方局ではご覧の通り、早速、掲示されていました。)
また、県のホームページには、
「えひめコロナお知らせネット」の詳しい内容やQ&A、さらには、QRコードの掲示用として「3密せん!けん」のポスターにQRコードを入れて印刷できる機能もダウンロードできるようになっておりますので、ぜひアクセスの上、ご活用頂ければと思います。
本日は、県独自のクラスター対策として運用を開始した「えひめコロナお知らせネット」についてご報告させて頂きました。
東京はじめ全国で感染第2波の不安が広がる中、県といたしましても対策に万全を講じながら取り組んでまいる所存でございます。
皆様におかれましても、
「うつらないよう自己防衛」、
「うつさないよう周りに配慮」、
「習慣化しよう3密回避」、
この感染回避の基本を徹底してご協力頂けますよう、今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 13:10