昨日、中村知事から県の5月専決補正予算が発表されました。
今回は3月、4月に続く3度目の補正編成で、予算額は一般会計約331億円。
新型コロナ対策としてのこれまでの累計額は約490億円となります。
県ではこれまで「新型コロナ防衛戦略」に基づき、【感染拡大を防ぐ】【医療崩壊を防ぐ】【地域経済の崩壊を防ぐ】という3つの視点から施策を実施してまいりました。
今回の補正予算の内、主な事業を取り上げますと、
まず、【感染拡大を防ぐ】施策のうち、県独自の主な取組みとして、「公共交通感染拡大防止対策促進事業(4,285万円)」が盛り込まれています。
これは、バス、タクシー、航路、鉄軌道事業者に対し、飛沫防止のための間仕切り設置など3密回避に向けた取り組みを支援するもので、具体的にはバス1台あたり1.8万円、タクシー1台あたり6,000~1万2,000円、航路1隻あたり5万円、鉄道1両あたり2万円等となっています。
次に、【医療崩壊を防ぐ】施策の内、県独自の主な取組みとして「松山市と連携した24時間対応コールセンター」を来年3月まで運営継続する事業(1.9億円)が盛り込まれています。
そして、【地域経済の崩壊を防ぐ】施策では、中小企業等に対する融資枠の拡充、資金繰り支援として約325億円の他、
国の持続化給付金の対象外である本年1月以降の創業者の事業継続を支援する「創業者持続化緊急支援事業(8,576万円)」(法人50万円、個人事業者25万円支給)や、
利用者大幅減に直面する観光事業者の「観光客受入体制充実支援事業(5,037万円」、
県内宿泊事業者が飲食事業者等と連携した「県民県内観光促進プロモーション支援事業(1,000万円)」、
スゴ技データベースのホームページ上でバーチャル展示会を開催し販路を開拓する「ものづくり企業デジタル活用商談機会創出事業(994万円)」等が盛り込まれています。
詳しくは、以下からご覧頂けます。ぜひともご覧頂き、一人でも多くの県民、事業者の皆様にご活用頂ければと思います。(ご不明な点等ございましたらお気軽にお申しつけくださいませ)
■新型コロナウイルス感染症に係る専決処分の概要(5月専決)
■2020年度5月専決補正予算について
■2020年度会計別予算の規模・5月専決補正予算款別一覧表(一般会計)
私も、新型コロナウイルス感染症終息までの長期戦を見据え、皆様の声にしっかりと耳を傾けながら、
本県、わが町わが地域の課題課題解決に向け微力でもお力になれますよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 14:50