「(略)新型コロナウイルス感染症に関する報道が連日続いておりますが、今朝は3/6(金)に発信された中村知事から県民の皆様に向けたメッセージについてご報告したいと思います。
ご案内の通り、県内においてこれまで2名の感染が確認されましたが、その他に感染が広がっている状況ではなく、現時点では県内で不特定多数の方が感染している状況にはないというお話が冒頭であり、改めて県民の皆様にお願いしたいこととして以下、5つの要請がございました。
1点目は、基本的な感染予防対策のお願いです。
咳エチケット・手洗いの励行や、体調管理において決して無理をせず、換気の悪い場所や人が密に集まる空間、不特定多数が集まるような場面を避けるよう、お一人お一人の心掛けをお願い申し上げます。
2点目は、正しい情報に基づく行動のお願いです。
37.5度以上の発熱が4日以上続くなどの症状がある場合には、各保健所の帰国者・接触者相談センターに相談していただくこと 。
物資不足等の根拠のない情報に基づく行動、例えば買占めなどは慎んでいただくこと。
県の情報に基づいて冷静に落ち着いて行動すること。
入院患者を受け入れる感染症病床については、院内感染対策を十分に行っているので感染の恐れはないことなど、ぜひご理解を頂きたいと思います。
3点目は、高齢者施設や医療機関への訪問・面会の自粛についてです。
重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある方の感染を防ぐため、高齢者施設や医療機関への訪問及び面会については自粛をお願いいたします。
4点目は、イベントの中止・延期等です。
多数の方が集まるイベントを中止、延期又は規模を縮小すること。
イベントを開催する場合にも、風通しの悪い空間を作らないこと等です。
5点目は、特に企業関係者向けとなりますが、テレワーク・時差出勤・休暇取得への配慮のお願いです。
企業や事業所におけるテレワークや時差出勤の積極的な活用の促進を図ること 。
休校中のお子さんのおられる従業員への配慮や、風邪の症状がみられる従業員が休みやすい環境整備に努めることなどです。
1つ1つが感染拡大を防止するための大切な行動になってまいりますので、この5点、私からもぜひご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げたいと思います。
次に、新たな相談窓口となるコールセンターの設置について報告がありました。
県では、皆様の様々な不安の声を受けとめ解消に繋げるため、県と松山市との合同で24時間体制のコールセンターを3/7に設置しました。
この、新型コロナウイルスに関する一般相談窓口の電話番号は、089-909-3468。
土日祝日も含めて24時間対応ですので、ご心配ご不安が生じた方はぜひご相談頂ければと思います。
また、既に24時間対応している「帰国者・接触者相談センター」につきましては、新たな電話連絡窓口(089-909-3483)を設置し、県内全域の受診相談に対応するなど相談体制を強化することとしております。
最後に、PCR 検査の保険適用についてであります。
全国的には3/6から新型コロナウイルスの PCR 検査への保険適用が開始されることとなりましたが、県内では現時点で検査可能な民間機関はございません。すぐに身近の一般病院で検査が受けられる状況ではありませんのでご注意をお願いいたします。
検査につきましては、県衛生環境研究所で機器を増設し人員も拡充して検査件数の増加に対応しておりますので冷静に受け止めて頂ければと思います。
そして最後に、「不安や恐れの気持ちはあろうかと思いますが、感染者や関係者の方々も同じ県民であり、決して排除したり傷つけたりするのではなく、逆に、今こそ他人を思いやり皆で手を取り合って、この不安と危機に対処していきましょう。」との呼びかけがありました。まったくその通りと思います。ぜひ県民の皆様には、この難局を乗り切るためにご理解ご協力をお願い申し上げます。
県議会2月定例会も来週閉会を迎えますが、当初予算案の審議をしっかり行いますとともに、新型コロナウイルス感染症の収束に向けて、県がすべきこと、今できることに、全力を尽くしてまいりたいと思いますので、今週もどうぞよろしくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 16:33