「おはようございます。公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。
皆様、3連休はいかがお過ごしになりましたでしょうか?
週末は秋晴れの下、県内各地で体育祭が行なわれ、私も地元の城西中学校の体育祭に出席。生徒たちの全力を出し切る姿に大変感動をいたしました。
また、芸術・文化の秋でもございます。昨日は私、今、世界的な問題となっている海洋プラゴミに関するシンポジウムに参加してまいりました。愛媛の私たちにできることは何か?このことにつきましてはまた後日、あらためてご報告いたしたいと思います。
さて、県議会では先週、9月定例会がスタートしました。
一般会計80億5,796万円、特別会計21億300万円、合計101億6,096万円の補正予算案を中心に、10/8までの26日間、審議が行なわれます。
定例会では冒頭、知事から、今回の予算案編成の目的や方針について説明が行なわれました。今朝はこのことについてご報告申し上げたいと思います。
まず、県民の安全・安心確保に向けて、県政の最優先課題である西日本豪雨災害への更なる対応をはじめ、県単独予算で道路や河川、砂防施設の整備など防災・減災対策に積極的に取り組むほか、子育て支援の充実や、スポーツ、観光、産業の振興など当面する県政課題について的確な対応を図ったとの事であります。
具体的に申しますと、西日本豪雨災害への対応については、愛媛大学や地元農家と連携した「被災園地の早期復興に向けた生産技術開発」の取り組み、全壊した「鹿野川湖ボートコースの復旧」、被災した「肱川発電所の建屋の建て替え」などが盛り込まれています。
次に、防災・減災対策です。
今後の大規模災害に備え、緊急輸送道路等の整備や河川、海岸、港湾施設の改修への取り組み、河川の氾濫を防止するための河床掘削の推進、さらには、がけ崩れ防災対策の促進や、砂防施設の機能改善の実施等が盛り込まれました。
個人的に申しますと、「河床掘削」に関するご要望をお預かりすることが非常に多いのですが、今回は特に土砂の堆積が著しい42か所の掘削が行なわれるとのことで、期待しながら注視してまいりたいと思います。
次に、県民の皆様が正に直面している課題、県民生活が当面する課題への対応でありますが、まず子育て支援等の充実として、愛媛県オリジナルの子育て支援施策がこのたび導入されるとのことです。
例えば、皆様から10万円寄附をして頂きましたら、県も同じ10万円を上乗せするという形。
寄附金と同額を県が上乗せをするという仕組みで、よりいっそう官民共に!という連帯感が実感できるカタチで、この度、「子ども子育て応援基金」が新たに創設されることとなります。
また、不足する介護人材の確保のため、少しユニークですが、お隣りの中国との連携事業です。
先般、中村知事など県の交流団一行が訪れた瀋陽市、大連市、遼寧省から具体的にオファー頂いたことを踏まえまして、中国から本県への、専門的な介護人材の受け入れの拡大と定着促進を図るためのマッチング支援に取り組むとしています。
松山市内で医療福祉事業を幅広く展開されるアトムグループでは、既に昨年から、大連市の外国人技能実習生を受け入れており、私もこの間交流を重ねさせて頂いておりますが、学生にとっても、高齢者にとっても微笑ましい光景を目の当たりに感じたところであります。ぜひ、そうした機運と成果が全県的に広がることを期待したいと思います。
次に、スポーツ立県えひめの推進についてであります。
来年はいよいよ東京オリンピック、パラリンピックが開催となりますが、それに先立つ4月に、県内一円で「東京オリンピック聖火リレー」が行なわれます。
その円滑な実施に向けた広報や、県民が一体となって聖火リレーを盛り上げるための機運醸成を図る予算が盛り込まれています。
次に、観光の振興についてであります。
東予東部地域で現在開催されております「えひめさんさん物語」は11月で終了となりますが、閉会後も住民主体で持続的な地域づくりを促進するためのシンポジウムの開催、
また、来年3月に松山港に寄港するダイヤモンド・プリンセス号の受け入れ態勢の充実や、公共交通機関の利用促進、観光客等の誘客促進を図るため、交通事業者の低床式路面電車の支援が盛り込まれました。
次に商工業・農林水産業の振興です。
融資枠を拡大して県内中小企業者等の資金繰り支援に万全を期すとともに、私が個人的に注目しているのが「盆栽」の輸出です。
今、欧州で盆栽や庭木の人気が非常に高まっているそうです。
本県も、四国中央市の特産である「赤石五葉松」は知る人ぞ知る優れた盆栽であり、先のG20愛媛・松山会合でもお披露目され、好評を博したところでありますが、その「赤石五葉松」をEUに向けて輸出を拡大してゆくその支援事業が今回、盛り込まれました。有力な販路、そして市場開拓に繋がるようしっかり後押ししてまいりたいと思います。
以上が、今回の補正予算案(一般会計80億5,796万円、特別会計21億300万円、合計101億6,096万円)の概要、特に私が注目するポイントというレベルではありますが、今朝のご報告でございます。
10/8までの26日間、皆様から頂いたお声をしっかりと県政にお届けしながら、実りある議論を行なってまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 12:04