「皆様、おはようございます。公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。
週明けは、あいにくの雨模様となりました。路面が大変すべりやすくなっておりますので、皆様くれぐれも安全運転で、お気をつけていってらっしゃいませ。
さて、県議会では本日から12月定例会が開会となります。
3期目を始動する中村知事がどのような所信を表明されるのか、補正予算案を中心に当面する県政課題について熱い論戦が期待されますので、ぜひ皆様、ご注目を頂ければと思います。そこで本日は、12月補正予算案の概要についてご報告いたします。
まずは、7月豪雨災害への対応です。
国の一次補正予算を踏まえた商工業や農林水産業など、地域産業の再建支援への追加措置が大きな柱となっています。
具体的には、中小企業者の施設等の復旧を支援する「グループ補助金」であります。
復興の鍵を握るといわれる重要な支援制度ですが、これは、いくつかの事業者がグループを組んで申請し、国において認定されると、1事業者あたり最大15億円が補助されるというものです。
9月末の第1次締め切り分と10月末の第2次締め切り分を合わせて、368事業者で構成される30のグループから申請があり、現在、そのうち14グループを認定し、補助金の交付申請を受け付けているところでございます。
その他のグループにつきましても、今月末には認定作業を終える予定としており、この後も毎月末を締め切りとして、グループの認定申請を受け付けているとのことですので、被災事業者の皆様にはぜひご相談を頂ければと思います。
またその他、小規模事業者の再建に向けた販路開拓等への支援や、農家のモノレールやトラクター、農業用ハウスなどの再導入等への支援、こうしたことに要する経費についても追加措置が盛り込まれますとともに、漁業者につきましても、経営継続を支援するために、過去に融資を受けた制度資金の償還条件を緩和し最長5年間延長するとともに、市町や金融機関と協調して利子補給を行うこととしています。
次に、社会基盤等の復旧対策です。
基幹的な交通インフラであるJR予讃線の復旧については、既に開通はしているものの、沿線沿いの盛土が崩壊している箇所がまだ残っている状況で、その支援措置が盛り込まれています。
それから、日本の滝100選にも選ばれている宇和島市の「雪輪(ゆきわ)の滝」です。
近年はキャニオニングで有名になりましたが、今回、かなり被害を受けております。こうした園地など自然公園の復旧、そして被災状況の把握が進んだ山地での災害発生箇所について2次災害を防止するための治山工事を行うこととしています。
次に、当面する課題への対応として、まず、ブロック塀の安全対策です。
県有施設において実施した点検結果によりますと、ブロック塀のある242施設の内、県立学校34施設、交番・警察署28施設など計87施設に、早急な安全対策の必要性が確認されました。
今後3年かけて再整備が実施されるとのことですが、まずは特別支援学校を始め県立高校のうち、通学路に接している箇所を最優先にブロック塀の撤去、フェンス等の再整備を行うこととしています。
その中で宇和特別支援学校については、西予市・伝統的建造物群保存地区に立地しているため、木材利用促進の観点も踏まえたモデルケースとして「県産材を活用した木製フェンス」を整備することとしています。
また、任期満了に伴い来年4/7に予定されている県議会議員選挙の実施経費も今回計上されており、私自身、当事者として身が引き締まる思いがいたします。県政や県議会について、より県民の皆様に関心を持って頂けるよう、毎週の街頭演説やブログなど情報発信を含め、精一杯取り組んでまいりたいと思います。
その他、えひめ中小企業応援ファンドの造成規模を拡大して新事業展開を支援するほか、八幡浜道路の松柏トンネルの整備、人事委員会勧告に基づく給与改定経費などが盛り込まれています。
以上、今回の補正予算額は一般会計で196億6,650万円、特別会計で5億7,250万円、企業会計で1億2,401万円、合計で203億6,301万円となります。
本年最後の定例会であり、次回2月は任期最後の定例会となります。
1年の仕上げ、任期の総仕上げに向けて、1日1日を緊張感を持って全力で務めてまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 21:11