「皆様、おはようございます。公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。
一昨日は、大変うれしいニュースが全国を駆け巡りました。他でもございません、2025年万博の開催地が大阪に決定したことであります。
日本での万博開催は2005年の愛知万博以来でありまして、大阪では1970年以来55年ぶり2度目の開催となります。
まずは誘致にご尽力頂いた関係各位に心からお祝いを申し上げたいと思います。
今回の大阪万博は「健康・長寿」をテーマに、仮想現実(VR)や人工知能(AI)など最先端技術を活用した医療、健康、スポーツ、そして娯楽や新ビジネスを一堂に集め、経済と社会の未来像、いわゆる「ソサエティ5.0」を世界に示す絶好の機会となります。
国によりますと、開催期間は2025年5月~11月の半年間で、約2800万人の来場者と2兆円を超える経済効果を見込むとのことですが、その波及効果が四国と本県に及ぶことは間違いありませんし、何としても愛媛県として観光振興の弾みとなるようなチャンスに変えていかなければなりません。
2025年の大阪万博が日本全体に活力をもたらし、世界中に、そして若者に、夢と希望を広げる素晴らしいものとなりますよう心から期待を寄せたいと思います。
さて、先週の活動報告でありますが、私ども公明党の石田政調会長が週末の3連休3日間にわたって来県し、中予地域の首長さんや県内の各種団体の皆様からご要望をお伺いする「懇談会」を開催させて頂きました。本日はこのことについてご報告したいと思います。
まず、首長の皆様からのご要望ですが、
道路や河川の整備、公共施設の老朽化対策などの「防災減災対策」や、子育て・教育の充実、介護人材の確保など「少子高齢化に伴う環境整備」、
また、移住や企業誘致、規制緩和など「地域経済の活性化」などに対する支援要請が述べられ、現場ならではの具体的な事例を挙げながらのお話に説得力があり、強く印象に残りました。
例えば、公立小中学校へのエアコン設置であります。
先月、国の補正予算が成立し、全国約17万教室への設置が決まったことは先日も申し上げたところですが、実際に設置する市町の立場からしますと、手放しで喜べるような状況にないとのことでありました。
まず、全国一斉にエアコン設置に取り掛かるわけですから、はたしてわが町で施工業者が足りるのか?という問題、
また、予算の議決や業者選定、全体工事計画などを経て来年の春休み中に工事が間に合うのか、そうでなければ夏までの設置はできなくなるというスケジュールの問題、
可能なところから取り掛かるとすれば、あの学校・教室には設置できたが、うちは設置できてないという不公平の問題、
そして何よりも、実質1/4とはいえ地元負担が生じる意味では財源確保の問題、
などなど具体的にお聞きする中で、市町ごとに様々なご苦労があるということを私自身、痛感させられました。
一方、協会や組合、連合会といった各種団体につきましては、今回、14団体の皆様からそれぞれ政策に関するご要望を頂きました。
専門知識に乏しい私にとりましては見識を広げさせて頂く貴重な場でありましたが、頂くご要望には各業界や現場の切実な思いが込められており、1つ1つ重く受け止めさせられたひと時でもありました。
現実、法律や制度には隙間や矛盾があります。
そこに気づくのは、常に現場の当事者の方々であり、逆に言えば、だからこそ「矛盾」を「矛盾」と指摘でき、説得力が生まれるのだ、と、各団体の皆様のお話を通し痛切に感じた次第であります。
ここには光が当たっていない。
そんな人々の思いを代弁するのが私たち議員の仕事であり、それをよりよい法制に作り上げ、練り直しを重ねていくのが国会議員の仕事だということを、この3日間にわたる懇談会であらためて学ばせて頂く思いがいたしましたし、
首長や各種団体の皆様から今回頂いたご要望の中には、県として取り組むべき課題も少なくなく、いわば宿題をお預かりしたわけであります。
今後しっかりと調査研究を行い、1つ1つの課題解決に向け、また、そのことが県民生活の向上と発展につながるよう取り組んでまいりたいと思います。
いよいよ来週から、12月定例会がスタートします。本年の掉尾をきちんと飾れるよう準備万全で臨んでまいります。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 19:23