「皆様、おはようございます。公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。
先週5日から降り続いた本県観測史上最大の豪雨は、西日本の広い範囲で、そして県下全域にわたって、言葉を失うほど甚大な被害をもたらしました。
特に、松山市、今治市、大洲市、西予市、宇和島市では大規模な土砂災害等が発生し、人的被害は昨日時点で死者21人、安否不明者4人となっており、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
県では、豪雨の発生と同時に、知事を本部長とする「愛媛県災害対策本部」を設置し、不眠不休で被害情報の収集・分析に当たっており、関係市町等と連携しながら「人命救助」最優先で災害対応に取り組んでいるところでございます。
対策本部によりますと、昨日の時点で少なくとも400人以上が孤立状態にあるとのことで、6日夜から7日朝にかけ、大洲市や西予市など5市町で避難指示が、16市町で避難勧告が発令されましたが、その対象者は約76万人。これは県民の約6割を占め、かつてない規模となっています。
また、高速道路、国道、県道、市町道の通行規制は313カ所に上り、停電は約4万1060戸で発生し今なお約1万4460戸が復旧できていない状況。住宅被害は全壊2棟、半壊4棟、一部破損2棟。浸水は状況確認中の市町が多く、床上・床下併せて4,867棟に上ります。
以上が現在わかっている範囲のものですが、いまだ孤立集落の救出活動が続いています。
今後も全県的に大雨が降る可能性があり、その場合には地域を問わず、土砂災害、河川氾濫等の発生確率が高まり大変危険な状況が予測されます。
どうか皆様におかれましてもテレビ、ラジオ、また県と自治体のホームページやインターネット等を通じて情報収集に努めて頂き、油断なく安全対策を講じられますようお願いいたします。
また、災害に関する情報、支援の要請などにつきましては、私を含め、県の防災危機管理課までご連絡頂ければと思います。
ボランティアにつきましては、今回、特に被害が大きかった大洲市、宇和島市、西予市、今治市、それぞれの社会福祉協議会において今後、数日内で災害ボランティアセンターが立ち上げられる予定です。
*7/10(火)9:00時点での開設は以下の通りです。
*7/10(火)災害対応窓口については以下の通りです。
また、まだまだ復旧復興には時間がかかります。泥かき、瓦礫撤去、民家のゴミ出し・清掃など、多くの人手が必要となってまいります。
個人的にボランティアをしようとして行かれますと、かえって道路が混雑したり混乱をきたす可能性もあります。
各自治体によっては活動方針が異なりますので十分にご留意頂き、現地での受け入れ体勢が整い次第、また随時、県または各自治体のホームページをご確認の上、1人でも多くの皆さまにボランティア活動へのご協力をお願いできればと思います。
*以下の通り、各市町のボランティア受入調整や後方支援を行う「愛媛県災害ボランティアセンター」が設置されました。
社会福祉法人愛媛県社会福祉協議会 地域福祉部 地域福祉課
〒790-8553 松山市持田町三丁目 8 番 15 号 愛媛県総合社会福祉会館 1 階 TEL 089-921-8912 FAX 089-921-5289 メール chiiki@ehime-shakyo.or.jp
なお、義援金につきましては今後、日本赤十字社と愛媛県が義援金の窓口をつくる予定です。
いずれも県のホームページに掲載することとなっていますので、随時ご確認を頂きご協力を頂ければと思います。
このあと私も、最大の被災地域である南予地域へ向います。
被災地の皆さまに寄り添いながら、そして国や自治体と連携しながら、1日も早い復旧と復興がなされますよう全力で取り組んでまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
(写真は7/10付公明新聞1面記事より)
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 21:42