「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。
先週から一転、どんよりとした週明けとなりました。
梅雨入りもまもなく・・・といった感がいたしますが、体調管理には十分にご留意を頂きまして今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、公明党では現在、「100万人訪問・調査」運動に取り組んでおります。
これは、私ども全国3000人の国・地方議員が、「子育て」「介護」「中小企業」「防災・減災」の4つをテーマに、地域の最前線でアンケートを行うものであります。
私も先週、多くの皆様から各分野にわたってお話を伺いましたが、とりわけ「防災・減災」に関しまして“避難に関する不安が想像以上に多い”ということを痛感させられました。
そこで本日は、県が作成し、この春から配信を開始したスマホ向け「愛媛県避難支援アプリ ・ひめシェルター」についてご報告いたしたいと思います。
総務省が発表した情報通信機器の普及状況によりますと、近年、著しく伸びているのが「スマホ」と「タブレット端末」でありまして、
特に「スマホ」は、10年前に1割以下だった普及率が現在では7割を超え、まもなく「固定電話」と「パソコン」を抜いて普及率第1位になる勢いなのです。
こうした環境変化を先取りし、「スマホ」向けに県が開発したのが「避難支援アプリ・ ひめシェルター」です。
アンドロイド、アイフォンどちらもOKで、しかも無料ですので、ぜひこの機会にダウンロードをお奨めしたいと思います。
さて、この「ひめシェルター」で一体何ができるのかと申しますと、
県内全市町の地震や津波・気象警報から避難勧告・避難所開設情報、そしてミサイルなど国の国民保護情報にいたるまで様々な緊急情報を受信することができ、
「災害が起こる前」「避難する時」「避難した後」の3段階それぞれの局面で、皆様の避難行動や安全対策をサポートすることができるのです。
具体的に申しますと、まず「災害が起こる前」ですが、
この段階では、気象庁が発表する気象・災害情報や市町からの避難勧告、避難所開設などの情報、国民保護情報を受信することができます。
また、河川や土砂災害などの状況や、県内の自治体がホームページ等で掲載している防災情報をひとまとめにした警報一覧、各市町の防災マップ、原子力防災情報などが、
プッシュ通知やタイムラインで確認できるしくみになっていて、いち早く避難体制を取ることが可能となります。
次に「避難する時」です。
先日の100万人訪問・調査で多かったのが
「勤務先や外出先、出張先など日頃なじみの薄い場所で大規模災害に遭遇した場合、どこに避難したらいいのかわからない」
との声でした。
確かにその通り、自宅や地元で被災するとは限らないわけです。
そして、正にこうした不安の解消に役立つ機能を「ひめシェルター」は備えているのです。
まず、アプリを立ち上げますと、地図とGPSで「現在地」が表示されますとともに、最寄りの避難場所、災害時に使える公衆電話、警察署などの防災施設等がルート表示されます。
また、津波や河川の氾濫、土砂災害の危険箇所など、災害想定のハザードマップを重ね合わせることができるので、そうした危険な場所を避けながら避難することが可能となるのです。
さらに万一、電波が通じず通信ができなくなった場合でも、
あらかじめ自宅・会社など想定するエリア地図をダウンロード保存し、そこから最寄の避難場所への経路や写真・メモを添えておきますと、いざという時それらを見ながら避難することができます。
また何よりも、事前に家族で話し合って避難計画を立てることが大事であります。
具体的に「ひめシェルター」を使ってお奨めしたいのは、
1. 避難時に何を準備するか、どこに行くか、誰に連絡するかをあらかじめ記録しておく
2. 現在地付き連絡メールを家族等にすぐに送れるよう下書きをしておく
3. かかりつけ医や持病に関するメモ(医療機関、血液型、常備薬)を記録しておく
この3点です。
そして最後に「避難した後」であります。
被災時には通信制限がかかることが多いのですが、その場合でも安否確認が可能な「J-anpi」という検索サービスが活用できます。
また、県や市町のFacebookやTwitterをアカウントや専用アプリがなくても閲覧できますので、
刻々と変化する災害情報をタイムリーに把握でき、避難した後も、家族や会社などへ、より連携が取りやすくなります。
また、最近はインバウンド(外国人観光客)も増えておりますが、そうした方々に少しでも安心して行動を取って頂けるよう「ひめシェルター」は、日本語はもちろん、英語、中国語、韓国語の多言語対応となっています。
この他、詳しくは県のホームページをご覧頂ければと思います。
本日は、万一の災害に遭遇した際に、皆様の避難行動や安全対策をサポートする県の公式スマホアプリ「ひめシェルター」についてご報告いたしました。
ぜひ、お手持ちのスマホにダウンロード頂き、ご家族の皆様、ご友人の皆様に広げて頂ければ幸いでございます。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 20:06