「えひめ性暴力被害者支援センター(仮称)についてお伺いします。
本件につきましては、昨年4月に、わが党女性局の議員とともに要望を申し入れ、私も9月定例会でその必要性を訴えたところでありますが、来年度予算案にその設置が盛り込まれており、この場をお借りし感謝を申し上げたいと思います。
女性に対する暴力は、いうまでもなく重大な人権侵害であり、とりわけ性犯罪・性暴力は、被害者にとって身体面のみならず、精神的にも長期にわたる傷跡を残す重大な犯罪であります。
また、被害の性質上、本人からはなかなか申告しにくく、事件として顕在化するものは氷山の一角に過ぎないと言われており、そうした特殊性、深刻性に鑑みますと、被害者が安心して相談できる体制の整備は極めて重要な課題でありました。
そこで、お伺いします。
県ではこれまでに、事業スキームや、連携体制の構築に向けた検討を重ねるとともに、相談支援員を養成する講座を累次開催してこられたとお聞きしますが、
8月の開設をめざす「えひめ性暴力被害者支援センター(仮称)」設置の概要はどうか、この間の経緯も含め、お聞かせ願いたいのであります。
産婦人科医師で、性暴力救援センター・大阪SACHIKO代表の加藤治子先生によりますと、性暴力は、他人からの被害、パートナーからの被害、家族からの被害などに類別され、年代的には未成年を含めて概ね10代から20代、時間的には夜から深夜にかけ、多く発生しているとのことであります。このことは、本県のセンター運営において私は十分考慮する必要があると考えます。
そこで、お伺いします。
8月に向け、一人でも多くの方に、センターの設置や、その支援内容について知って頂くことが重要と考えますが、被害者のうち大きな割合を占める未成年者への対応を含め、どのような広報活動を行っていくのか、見解を伺います。
また、午後5時以降や休日はコールセンターでの対応になると聞きますが、支援員との連携など具体的にどのような対応となるのか、ご所見をお示しください。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 17:30