総合商社出身の中村時広知事が2012年に設置した営業本部が、エンジン全開です。
昨日の記者会見で、昨年度の営業実績が100億円を突破したことが発表されましたが、これは当初計画より2年早い、予想を上回るペースでの達成であり、営業本部による本県地域経済の底上げが着実な軌道を歩み始めたことを示すものといえます。
本県経済の活性化は、その約99%を占める中小企業が元気になることなくして実現不可能です。地域経済をクルマとし事業者をメインエンジンとすれば、県で国内外への情報発信や販路開拓など「ものを売る」補助エンジンとしての機能を発揮できないかと考え、全国に先駆け設置されたのが「愛のくにえひめ営業本部」なのです。
同本部が昨年開催した商談会などは目標を20%上回る660件(昨年度比130%)で、参加企業数は4,243社(同115%)。その結果、成約に至った件数は3,479件(同118%)、金額は約103億円(同115%)というのが冒頭の発表概要です。
ちなみに分野別で見ますと、多い順に水産物35.2億円、ものづくり27.7億円、林産物22.1億円、加工食品11.5億円、農畜産物5.7億円、地場産業1.2億円となります。
今後は「昨年度の成約額実績をベースに、毎年10%増の成約額の上積みを図る」との見通しが示されましたが、県の積極的な意欲と熱意に敬意を表しつつ、私も議員の立場から(本ブログもそうですが)精一杯後押しをしてまいりたいと思います。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 19:00