今日は、教育現場の視察ということで、
県立学校2校を訪問してまいりました。
午前、最初にお伺いしたのは松山工業高校です。
��年生の情報電子科、工業化学科、繊維科、機械科と
��年生の建築科の授業を参観させて頂いたのですが、
��AVAのプログラミングやCAD実習、それから
旋盤仕上げや液クロマトグラフによる糖分析等など
熱心に取り組む生徒たちの姿を、
文系の私は100%羨望の眼差しで見つめながら、
コンプレックスとリスペクトが入り混じりつつ、
やはり工業高校の価値は「技術」だ、
ということを再確認させて頂きました。
と同時に、専門技術の習得にはコストがかかる
という現実にも、あらためて気づかされました。
��台が1,000万円近くする精密機械など、
技術が高度になるほど高いコストが求められるのです。
少子化による生徒数の減少と厳しい県財政の中で、
彼ら未来への投資をどうバランスさせていくのか、
大きな宿題を生徒達から投げかけられた気がしました。
キチンとした答えを見いだせるよう
全力で取り組んでまいりたいと思います。
引き続き午後は、
中高一貫の松山西中等教育学校にお伺いしました。
こちらでは3年生と4年生の英語の授業を、参観。
��4年生というのは高校1年生にあたります。)
とはいえ、普通の英語の授業ではありません。
全部英語の、オールイングリッシュ授業です。
ワタシ、トテモ、オドロキマシタ。
先生からもし急に振られたらそう答えるしかない、
と思いつつ、幸いその機会はなかったのですが、
本当に、驚きました。
私たちの当時は、英語は手から、
つまり書くことからスタートした記憶がありますが、
今の入口は、耳と目から、です。
つまり、リズムとか表情とかジェスチャとか。
より、右脳系になっています。
担任教師は日本人ですが、
そのティーチングは実にファンタスティックでしたし、
��LT(Assistant Language Teacher)である
ネイティブアメリカンの女性補助教員の、
リード・アフタ・ミー、カモーンエブリワン!とか、
レッツトゥラーイ!イエース、ソゥ・グーッ!など、
ずーっと聞いている内に、
こちらまでテンションが高くなるから不思議です。
もし中学時代にこんな素敵な授業を受けていたら、
その後の人生の展開も違っていたのかもしれません。
国においては、
平成25年度から実施の新学習指導要領において、
「英語の授業は英語で行うことを基本とする」
という方向性が既に打ち出されていますが、
今日のオールイングリッシュ授業は、まさに
それを先取りした取組みであったわけです。
ぜひこうした意欲的な取組みが全県に広がり、
「英語を使いこなせる」中高校生が陸続と輩出!
となりますよう心から期待したいと思います。
それぞれの貴重な授業を参観させて頂き、
真剣に学ぶ子どもたちの後ろ姿は
まさに本県とこの国の未来であり、
その未来が少しでも豊かになるよう、
その可能性がより大きく広がるよう、
下働きに働こう!と深く決意をし、
宝の生徒たちに最敬礼!の1日となりました。
末尾ながら、
お忙しい中ご対応を頂きました県教委並びに
学校関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。
本日は誠に有難うございました。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37