昨日・今日と連日、松山市内の企業を訪問した。
その業種は、教育・介護・福祉・医療・税理士・印刷・電器・自動車販売・運送・飲食・商業建築・産業機械その他、実に多岐にわたる。
私が奉職してきた広告業界も、その得意先はマルチだが、政治におけるアプローチ手法はそれとは全く異質である。
その主題は、片や“ビジネス”、片や“生活”である。若輩には窺い知れない、政治の世界の深さと難しさを予感させる貴重な体験となった。
道すがら、紅梅を発見。
「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ」とは菅原道真の飛梅伝説。それは政争の悲歌。平安の世も、今の世も、人の営みは変わらぬか。私の愛読書の一つである、中国の十八史略を想うにつけ。
なれど、それでも、歴史を変えられるのは、今を生きる私たちのみに可能であり、その意志と勇気のありやなしやを、自らに問いながら、寒風に、前へ、と思う。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37