伯方港、あるいは木浦港。
久しぶりに見渡す、この風景と、潮の香り。
タイムスリップしたかのように。
少年時代と、何も、変わらない。
思えば、中2のとき、父を亡くして移り住んだこの島は、母の里であるとともに、私の故郷となった。
車のエンジンを止めて、BGのボズ・スキャグスを聴きながら。
当時の、往時の、そして30星霜の思い出が、猛烈なスピードで、脳裏にフラッシュバックしてきた。
桟橋に、降りてみた。
あのときと、何も、変わらない。
高校受験の時、不合格なら就職しようと決め、悲壮な決意で渡ったときも。
下宿で過ごした今治西高時代、帰省のたびに、大きな荷物を自転車に積んで下船したときも。
大学時代、3万円の中古車を手にして、意気揚々と凱旋気分で降り立ったときも。
いつしか社会人となり、家庭をもち、父となり、そして、議員としての所用に訪れた本日も。
この桟橋は、ゆるやかに波に揺られながら、
じっと浮かびながら、昔と何も、変わらない。
しかし、時は過ぎ往き。
島に帰る度に、この桟橋で私を迎えてくれたステテコ姿の祖父と、笑顔の祖母は、もういない。
さて。
久しぶりの伯方島は、途中、晴れ間と静けさが一転、突然の豪雨と雷もにぎやかに。
市民相談の後、参院選支援依頼で旧友・親戚を駆け足でまわり、約4時間の滞在となった。
おじちゃんも、おばちゃんも、友人たちも。
当時と何も、変わらない、その温かな笑顔と人情と。
会話に花が咲き、話の続きが名残惜しくも、次回の楽しみとなり。
久しぶりの故郷で、えもいわれぬ温もりを感じたひと時は、
故郷から私への、贅沢なお土産そのものだったであろう。
と、ともに。
伯方島を移動中、あちこちの辻々で目に飛び込んできた公明党の法定ポスター。
支持者の皆様の献身に、心から合掌する思いでいっぱいになった。
明日から、さらにやらんかな、と勇気がみなぎった。
目の前の戦いを勝ってこそ、次は、できれば、ゆっくりと訪れたい、と思う。
PS.弊ブログをご覧の皆様に
参院選期間中は、念のため選挙関連テーマを自粛させて頂きますことを
ご了承ください。大勝利に向けて、最後まで断固戦い抜いてまいります!
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37