と、ミユキ野球教室というTV番組のCMソングを思い出した。
なぜならこのCM、延々と羊の群れが登場したからである。
歌詞は、こうだ。
♪紳士だったら知っている~ 服地はミユキと知っている~
ミユキ~ ミユキテックス! ミユキ~ ファンシィテックス!
ミユキ~ ミユキ~ 服地はミユキ~♪
お見事、よい出来だ、と思うこの30秒CMは、
我々から上の世代は、ほぼ全員、懐かしさと心当たりがあるだろう。
何せ、毎週日曜朝のお楽しみ、昭和32年から33年間続いた長寿番組なのである。
家族そろって、朝食をとりながら見ていた方も多いのではないだろうか。
日テレ系で、当時のONを中心に、巨人の選手の出演が多かったが、
プロの野球選手が、子供たちに手取り足取り、野球の技術を教える姿、
それにハニカミながらも感激する、自分と同じ年頃の子供たちの姿、
見ているこちらがワクワクしたものだ。
今では長寿番組も少なくなったし、家族そろって見られる番組も少なくなった。
この先は、というと、2011年7月でアナログ放送が終了し、デジタル放送となる。
そうなると、テレビの見られ方はますます大きく変わるであろう。
情報の受け手であった我々が、情報を選択的に取りに行くという逆転現象とともに、
地方TV局の番組とありようそのものが、おそらく劇的に変わるはずだ。
常に変化する時代に対応する力が、必要だ。
個人にも、組織にも、そして政治にも、そのことが厳しく問われていることを、
気持ちよく浮かぶひつじ雲をながめながら、痛感した。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37