本日の愛媛新聞の、ある記事にドキッとする。
大規模地震対策で、県庁内連絡会議の初会合が行われた、という記事だ。
8/2に行われた常任委員会で、私が要望したのは、まさにこのことであった。
同日のブログにも、以下の主旨を書いた。
「想定される南海地震など大規模地震の防災対策には、
従来の縦割りではなく、全庁横断的なプロジェクトチーム編成が不可欠で、
抜本的な、多面的で漏れのない検証と議論の中から、
わが県独自の、防災トータルプランを構築してまいりたい。」
意見が取り入れたとしたら喜ばしいし、まずは、1歩前進、と思う。
今日の初会合で達した結論のうち、重点ポイントは2つ。
高齢者や障害者といった要援護者対策と、老朽木造家屋などの住宅耐震化対策。
今後、関係課の担当者レベルでの継続協議となるということだが、
その推移を注意深く、追ってまいりたい。
さて、本日は、日中は市民相談対応。
夜は、市内南部を回り、54名の方々にお会いし、昨日に続いて、いくつもの宿題を承る。
はたして簡単な宿題は、1つもなく。
と、あるご婦人から、こんな質問を頂いた。
県議会議員は、いつも、どんな仕事をしているんですか?
思わず、ドキッとする。
私なりにお答えすると、県民の様々な生活課題の発見と解決、となるのだが。
おいしいパンを作って、売るのが仕事です、
というような明快さに欠け、ちょっと形而上に過ぎるか。
いずれにしても、政務調査活動、現地視察、市民相談、部局折衝など、
議会活動以外は、定型パターンがないところは、まさに自由業である。
であれば、県議の仕事としての商品は、何?
ご婦人の何気ない質問に、哲学的な悩みが膨らんでゆきながら。
夜のしじまを、拡張要望のあった現場道路を視察し、家路につく。
��写真は、8/30付愛媛新聞3面記事)
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37