たった15万円のコストで、世界一を実現した事例である。
��ご参照URL⇒ http://www.asahi.com/life/update/0901/NGY200709010007.html?ref=goo )
思わず、うなずいてしまう男性は、少なくあるまい。
この事例、じつに示唆に富むのだ。
気づきの力、の経済効果である。
件の空港施設サービス会社の生産性を向上させるきっかけは、ひらめく“仮説”であった。
すなわち、“ターゲットがあると、きれいなトイレになる”のではないか、という、気づき、である。
全く、すばらしい、と感心する。
ここに、わが愛媛の、経済活性化を含む政治課題のヒントがあるように思えてならない。
この事例は2つの重要を示唆してくれる。
1つは、気づきは現場にあったということ。
もう1つは、気づいたのは、清掃という意味でも、利用者という意味でも、当事者であったということ。
例えば、経済的疲弊が続く、農林水産業地域にもピタリとあてはまる。
みかん農家は、ふつう、みかんが売り物と思って栽培をする。
その中で、ある人は、みかんをつくる過程全体を売り物にできないか、と気づく。
夏の夜、セミの幼虫が土から這い出して、みかんの木によじ登り孵化する、
このシーンを都会の子どもたちに見せて感動させたい、
と思うならば、観光事業の仮説が出来上がる。
みかんの花の甘い香りを缶詰にして、都会に住む、愛媛出身者に届けたい、
と思うならば、通販事業の仮説が出来上がる。
あくまでも、ジャストアイデアに過ぎないが、しかし。
あの、世界のカップヌードルだって、
どんぶりを持たないアメリカ人が、チキンラーメンを紙コップで食べるのを見てひらめいたという、
日清食品の創業者であられる安藤百福さんの、ジャストアイデアから始まったのだ。
現場から離れてはいけないな。
その現場から、当たり前を排さないといけないな。
そして、現場の課題に対して、いつも当事者意識を持たないといけないな。
そう、思った。
また、決意した。
その気づきに、あなたの価値がある。
そういって頂けるように、日々、自分を磨いていこう、と。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37