思わずハッとしたのは、
小林繁さんと、江川卓さんの、28年ぶりの会話シーン。
某日本酒メーカーのTV-CMだ。
��ご参照URL⇒ http://www.kizakura.co.jp/company/release/20071012.htm )
最近、最も印象に残った、いわば出来事、といっていい。
新聞広告も、秀逸だ。
こんな、キャッチコピー。
「一生、話しをすることはない、と思っていた。
一度でいいから話しをしたい、と思っていた。」
じゅうぶん、わかった。伝わった。
たった2行で、もう、メッセージは尽きているのである。
お二人といえば、知る人ぞ知る、元プロ野球選手であり、あの、空白の1日である。
たった1日で、ある意味、国民的スポーツコンテンツであったプロ野球に対して、
それまでのように純粋に、無邪気に、対峙できなくなった分水嶺、ともいえる、
私にとっても、大きな1日であった。
が、当事者のお二人は、その比ではない、想像を絶する、人生の分水嶺であったろう。
はたして今夜のTV番組で、江川氏は、当時を回想し、最後は言葉にならなかった。
私には、それで、じゅうぶんだった。
その後を分かつ1日が、世の中には、ある。
しかし、人間には、分かたれたものを、また新たに結ぶチカラが、ある。
対話のチカラ、である。
空白の1日を埋める、お二人の28年ぶりの邂逅に、拍手を送るとともに。
眼前の政治課題の解決を模索する毎日にあって、私も。
真心の対話で、人と人をしっかりと結ぶ、そういう議員に成長したい、と決意する。
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37