10:00より常任委員会が開催される。
所属する環境保健福祉委員会に出席した。
今回は、本会議の議案も少なく、自身の一般質問の機会もなかったので
本委員会での、所管事項における質問を、心に期していた。
まず、保健福祉部関連。
開会を告げる白石委員長の開口一番、私は挙手した。
質問したのは、薬害肝炎訴訟問題についてであった。
昨日、西条市在住の女性が、国と製薬会社を相手取って訴訟に踏み切ったことは既報の通り。
報道に接し、私は、彼女の、実名を公表してまでの、その痛憤の訴えに、心が激しく痛んだ。
一義的には国と製薬会社の責任だとしても、県としてはできる限りのサポートを行うべきとの思いから、
県内のフィブリノゲン投与実態はどうか、それに対する対応についての考えはどうか、を問うたのである。
やはり、投与された患者は彼女1人ではなかった。
現時点で確認されている方は全部で6名、いらっしゃるそうだ。
国の対応を見守りながら、県として可能な救済サポートを検討したいとのことだが、
まだ明らかになっていない方も含め、何としても救済されるよう注視してまいりたい。
また、妊婦検診の助成について、各市町の実態と、今後の拡充見通しを伺った。
現在まで、同無料検診の回数は、概ね2回という実態に対し、
今月から松山・西条など8つの市町で、来月は上島町で、そして来年4月には、
県下すべての市町で5回に拡充される、ということが明らかになった。
少子化対策という観点からも、出産に対する安心の広がりという観点からも、
今回の措置は大いに評価したいし、さらなる拡充を、今後も求めてまいりたい。
県民環境部関連では、今年度から導入された、資源循環促進税、いわゆる産廃税について伺った。
約1億円の新規税収を見通し、懸念された不法投棄の増大も見られない、との回答を得た。
導入目的である循環型社会の進展に向け、他の政策との整合も踏まえ、注視してまいりたい。
それにしても。
わが委員会は発言が活発だ。
いつも、時間の足りなさを感じるほどだ。
扱うカテゴリも、各委員の熱気あふれる空気も、理事者の誠実さにも。
大きなやりがいを感じさせてくれる、本委員会に所属させて頂き、本当にありがたい、と思う。
私の立ち位置は、県民・庶民の皆様の、気持ちと目線。
これからも、環境について、福祉について、着実に研鑽を積みながら、
皆様の声をしっかりと県政に届けてまいりたい。
��写真は、松山市内のイルミネーション・ファンタジー、ひかりの花園プロムナード)
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 15:37